教員紹介中田 博

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中田 博NAKADA HIROSHI

総合生命科学部 生命システム学科 教授

専門分野
糖鎖生物学、腫瘍免疫学

研究テーマ・内容

上皮細胞の産生する糖タンパク質(ムチン)の生物学的機能 (1)担癌状態における免疫能の低下と癌細胞の増殖。(2)インフルエンザウイルス受容体の解析。
上皮細胞はムチンと呼ばれる高分子の糖タンパク質を産生する。膜結合型と分泌型の2つのタイプが存在する。癌の90%以上はこの上皮細胞由来で、癌化すると細胞は極性を消失し、分泌型ムチンは癌組織全体あるいは血流中にも分泌される。膜結合型ムチンは癌細胞表面全体に発現されるようになる。一方、免疫細胞は、糖と結合するタンパク質(レクチン)を細胞表面に多く発現しており、担癌状態において血流中のムチンと相互作用する可能性がある。また、癌組織に浸潤した免疫細胞は分泌されたムチンや癌細胞表面の膜結合型ムチンと相互作用することが予想される。免疫細胞上の免疫抑制モチーフをもつシグレックとムチンの相互作用は免疫細胞の活性化シグナルを抑制することがわかってきた。また、逆に癌細胞上の膜結合型ムチンへのレクチンの結合は情報伝達の結果、癌細胞の増殖を促進することがわかってきた。これらの解析を通して、免疫細胞の抑制と癌細胞の増殖作用の分子的背景を明らかにし、その阻止法を開発する。
一方、正常な上皮細胞はムチンを産生して、微生物などの感染を防ぐ保護作用を担っている。インフルエンザウイルスの結合部位もムチン上の糖鎖である可能性が高い。

担当科目

春学期

フレッシャーズセミナー、代謝生物化学、免疫学、病気とくすり入門、応用特別研究1

秋学期

生命システム英語講読II、生命システム実習I、病気とくすり入門、基礎特別研究、応用特別研究2、教職実践演習(中・高)

プロフィール

薬学出身

受験生へのメッセージ

何でこんな事が起こるのだろうという疑問を持ち続けてほしい。

分属前学生へのメッセージ

これから本番です。

研究室の構成、様子、特別行事など

教授:中田 博、助教:秋田 薫、特約講師:戸田 宗豊、TR:谷田 周平、大学院博士課程:2名、修士課程:5名、4年次生:4名
年2回のバーベキューパーティー、3回のコンパなど。

連絡先:15号館3階、322教室
E-mail:


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