教員紹介浦中 千佳央

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浦中 千佳央URANAKA CHIKAO

法学部 教授

学位
「博士(政治学)(トゥールーズ第一大学 キャピトル)」 Docteur en science politique
専門分野
警察学、政治学

出身校

山梨大学、Université Toulouse I Capitole (フランス)

自己紹介

三重県出身です。語学、高等教育免状(D.E.A)、博士後期課程などを含めて、フランスに全体で15年間ほど住んでいました。長く住んでいたのはトゥールーズという都市です。学生が多い、ラグビーが盛ん、エアバス社がある街として有名で、非常に活気があります。この様に学生時代が長かったので、未だ学生気分が抜けません。学生の皆さんとは波長が合うかもしれません。

私のゼミ

「社会安全学」というテーマで学生とゼミを進めています。「社会安全学」とは、ざっくり言って、安心・安全な社会を創生し、「生活の質」を守る学問です。犯罪対策、自然災害、交通災害、工業災害から食の安全など幅広い分野における、安全・安心を勉強しています。激動する21世紀を生き抜く上での知恵を学んでいければと考えています。
先輩の進路は、警察官、消防官、麻薬取締官、国家・地方公務員が多いのですが、民間への就職者も多く、エンターテインメント、テレビ業界へ就職した学生もいます。

私の講義

大教室講義として「警察学概論」、「警察政策論」を担当しています。特に警察学概論は、他の大学にはない、特徴的な内容であると自負しています。
集中講義では「フィールド・リサーチ(社会安全)」、「司法における外国語の役割」を担当し、各府県警本部訪問(京都、滋賀、三重県など)、消防署訪問、裁判傍聴を行っています。

私の研究

警察学というと聞きなれない学問ですが「警察は何をしているのか?」という疑問の下、政治学、社会学、歴史学、文化人類学などの複数の学問分野を以て、警察を活動、組織、人的側面から解剖、分析、研究しています。具体的には警察と社会、警察と政治の関係、地域警察活動、警察官の職業文化、女性警察官の登用と昇進、警察へのコントロールなどに対する研究が挙げられます。
現在、日本学術振興会から「欧州との社会科学分野における国際共同研究プログラム」の競争資金を得て、「警察の説明責任—国際基準に向けて」の日本側研究代表として、警察に対する統制機関へのインタビュー調査、文献調査を、イギリス、ドイツ、フランス、カナダの研究者とともに行っています。

京都産業大学を志望する皆さんへ

京都産業大学は自然に囲まれた場所で、周りには学生を誘惑する施設がありません。学問をするにはいい環境だと思います。大学教員も経験豊富なベテラン、警察庁、法務省、元知事などの実務家教員、新進気鋭の教員がうまく配された学習指導体制となっています。また、本大学は情報処理設備の環境が整い、自分で頑張れば、将来社会に出るときに必要なスキルが備わるでしょう。

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