教員紹介安田 和彦

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安田 和彦YASUDA KAZUHIKO

外国語学部 アジア言語学科 インドネシア語専攻 教授

学位
文学修士(大阪外国語大学)
専門分野
言語学(インドネシア語)

研究テーマ

インドネシア語の統語構造についての談話文法、機能文法の立場からの研究

担当科目

専攻インドネシア語(構造)Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
インドネシア文学・文化概論Ⅰ・Ⅱ
インドネシア語学A・B
インドネシア語専門セミナー(現代社会論)Ⅰ・Ⅱ
アジアの文学と文化
アジアの社会と歴史
アジアの言語
アジア言語研究演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ

プロフィール

高校時代、大学進学を具体的に考え出した頃、大学でインドネシア語を学び、それがきっかけで外務省の在外公館派遣員としてジャカルタの日本大使館に勤務していたという先輩の話を聞きました。その時、インドネシア語は学んだらすぐ生かせる言語だ、ということを知り、自分も大学でインドネシア語を学ぼうと思いました。
あの時、なぜ、すぐにインドネシア語を学ぼうと決めることができたのか、よくは思い出せません。ただ、青森という雪深い北国に生まれ育ち、心のどこかに南への憧れがあったのでしょう。

学生へのメッセージ

インドネシア語を学び始めて40年、インドネシア語の教員となって28年になります。
この間、度々、インドネシア語、インドネシア語を学ぶことを通じて、忘れられない人に出会い、忘れられない風景に息を呑み、忘れられない言葉を心に刻み、言葉では語りつくせぬ瞬間を積み重ねることができました。
一つ挙げるならば、2002年夏に東ヌサ・トウンガラ州アロールで見た南十字星の輝きです。赤道直下、夕日が水平線に沈むと、あっという間に漆黒の闇が広がります。その中に、南十字星が強い光を放って現れます。あの輝きに導かれて、インドネシア語を学んできたのだ。さそり座がどれかわからなくなる程の光に溢れる満天の星の下、インドネシア語を学んでよかったと強く思いました。
そして、この間、語学学習を取り巻く環境は大きく変わりました。
しかし、言葉を学ぶことの本質は変わっていませんし、これからも変わりません。
新たな言葉を学ぶとは、与えられた外国語を翻訳すること、用意された翻訳を与えてもらうことではありません。人と交わり、人に気づかされ、それまで聞こえなかった声に感性を揺さぶられ、見えていなかった世界に導かれ、新たな視点で開かれた扉の向こうに目を向け、自分の中に新たな世界を築いていくことだと、私は思っています。
学生の皆さんも、インドネシア語を学び、時空を超えた新たな旅路に踏み出していってほしいと、心から願っています。

ニュース解説YouTubeチャンネル「ハテナの探求」


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