教員紹介北上 光志

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北上 光志KITAJO MITSUSHI

外国語学部 ヨーロッパ言語学科 ロシア語専攻 教授

学位
博士(言語学)(ロシア国立プーシキン記念ロシア語大学)
専門分野
ロシア語学、言語学

研究テーマ

「テクスト言語学の観点からのロシア語研究」
私が専門とするテクスト言語学は、文脈から言語現象を研究する学問です。文脈には話し手や書き手の感情が反映されます。この感情の表れ方は必ずしも安定していません。伝える意味は同じでも形が違う文(例えば、日本語の「手を伸ばして、本を取った」と「手を伸ばし、本を取った」)がよい例です。 どちらの形も使えそうな、あいまいな表現の使い分けを行うとき、人の心の動きはどうなっているのでしょうか。私は人間の揺れる感情と言語表現の関係の理論化を研究テーマにしています。

担当科目

専攻ロシア語(構造),ロシア語学A,ロシア語コミュニケーション論K、比較言語学研究など

プロフィール

私がロシア語に興味を持ったのは父の影響です。私の父は第2次世界大戦後5年間シベリアで捕虜生活を送りました。私が幼い頃、父は抑留時代に多くのロシアの人々に助けられたことをよく話してくれました。その後、私がモスクワに留学したとき、父が受けたロシアの人々の優しさを追体験しました。海外での講演と研究発表は30回を超え、2006年にはロシア政府からプーシキンメダル(文化功労章)を授与されました。また、2009年には京都府とロシアレニングラード州の友好提携15周年記念行事に参画し、また、2014年には同20周年記念行事の一環として源氏物語をロシア語に訳したオリジナル朗読劇を州都サンクト・ペテルブルクで公演しました。

学生へのメッセージ

直ぐに実現することは、「夢」とは呼びません。夢を叶えるには時間が掛かります。そして、夢を追いかけているとき、人は自らの存在意義を強く意識します。短時間で語学は上達しません。精神的肺活量が必要です。このことは短時間で他人の性格を把握できないことに通じます。語学に興味を持った人は、時間をかけて相手とコミュニケーションをとり、その人の持つ文化を知ろうと努力しなければなりません。そのための語感は五感をフルに活用することによって培われます。

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