教員紹介荒井 文雄

戻る

荒井 文雄ARAI FUMIO

外国語学部 ヨーロッパ言語学科 フランス語専攻 教授

学位
言語科学博士
専門分野
言語学・教育社会学

研究テーマ

フランスのおける教育と、職業生活などの社会問題の関係を研究しています。とくに、「フランスにおける学校選択と教育的不平等」や「フランスにおける教育的不平等と労働環境」の問題に関心があります。福島第一原子力発電所事故の後は、言語学と社会学の知識を生かして、事故をめぐる「メディア報道の検証」をし、また、事故後の放射線の影響に関するリスクコミュニケーションと、その根源にある「リスク論」を批判的に検討してゆきます。

担当科目

フランス語エキスパートI/II、フランス語エキスパート発展AおよびB・I/II、フランス語コミュニケーション論MN(フランスにおける報道記事のリーディング)

プロフィール

大学の時にフランス文学を勉強した後、パリ留学時代に理論言語学を専攻し学位を取りましたが、その後、子どもの言語習得の研究などを経て、2001年9月11日の同時多発テロ事件をきっかけに、社会的な問題にも関心を広げ、教育社会学に取り組んできました。2011年3月11日の福島第一原子力発電所事故には大きな衝撃を受けました。学問研究をしてきた者は、被害にあわれた方たちの人生の回復のために、また、事故原因を究明し、二度とこのようなことが起こらないようにするために、自分の守備範囲で、できるだけのことをすべきだと考え、原発事故報道の検証やリスク論の検討を行っています。研究論文という狭い世界で通用する成果ではなく、ひろく市民のみなさんに役立つものを作ってゆきたいと思います。

学生へのメッセージ

原発事故だけでなく、テロや戦争など、あるいはきびしい仕事の条件や格差社会など、若い人たちを取り巻く現実は、決してバラ色とは言えませんし、今後の見通しも簡単に楽観できるものではありません。そんな中で、みなさんが自分と自分の大切な人たちを守って生きてゆくときの武器になるのは、知識と知識を得る能力です。知識といっても、偏差値で測れるような学力ではありません。情報操作の罠をかいくぐって、広く有意義な情報を集め、偏見や圧力に左右されずにしっかり考え、正確に読み、書かれていないことも理解すること、そういうことのもとになる考える力、共感する力、批判する力、持続する力をやしなうことです。若いころに外国語をたくさん集中的に勉強することはこういう力をきたえてくれます。一緒に外国語をがっちり勉強しましょう。

専任教員一覧に戻る

PAGE TOP