教員紹介中 良子

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中 良子NAKA RYOKO

文化学部 国際文化学科 教授

学位
博士(文学)(関西学院大学)
専門分野
アメリカ文学

プロフィール

長年、京都に暮らしています。年々歳々、四季折々の伝統行事に興味が深まってきました。

研究テーマ

現代アメリカ南部の、特に女性作家の文学作品を研究しています。アメリカ南部作家で最も有名なのは、1949年にノーベル賞を受賞したウィリアム・フォークナーですが、私は、フォークナーと同時代に、全く異なる視点で南部を描き出したユードラ・ウェルティを主な研究対象にしています。そこから、女性作家独自の視点というものはあるのだろうか、女性にとって小説を書くこと、文学をとおして世界と関わっていくとはどういうことなのか、といったことを考えています。

研究活動・教育活動

『災害の物語学』(編著、世界思想社、2014年)
『フォークナー文学の水脈』(共編著、彩流社、2018年)
『アメリカ文学における幸福の追求とその行方』(共著、金星堂、2018年)
『神話のスパイラル——アメリカ文学と銃』(共著、英宝社、2007年)
『表象と生のはざまで——葛藤する米英文学』(共著、南雲堂、2004年)
『共和国の振り子——アメリカ文学のダイナミズム』(共著、英宝社、2003年)

担当科目

文化学概論、文学・芸術文化論B、英語文学特論AB、国際文化基礎演習、国際文化演習ⅠAB・ⅡAB、英語文化講読(文学・芸術)AB、日本語表現1
<科目の詳細はシラバス検索より>

ゼミ活動テーマ

アメリカ文学を中心とした文学作品を研究するゼミです。まずは、自分の面白いと思った好きな作品を取り上げて、その背景や作品世界を分析・考察し、ゼミの友人との議論を通して、文学作品を研究する力を身につけることを目指します。ゼミ活動として、作品の朗読会や読書会など本を読むことに力を入れています。文学を読み解き、研究することによって、人間を取り巻く外界と人間の心の世界についての自分なりの視座を持てるようになることを期待しています。

学生へのメッセージ

「読書」は、もっとも手軽にできる、それでいてとても奥の深い異文化体験です。私たちが体験できる現実世界は時間的にも空間的にも限りがありますが、書物の世界は果てしない時空の広がりを持っています。自由な時間の多い学生時代には、できるだけ多くの本を読んで、知見を広め、思考を深め、豊かな感受性を養ってください。

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