教員紹介小林 一彦

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小林 一彦KOBAYASHI KAZUHIKO

文化学部 京都文化学科 教授

学位
文学修士(慶應義塾大学)
専門分野
日本古典文学

プロフィール

慶應義塾大学文学部卒業、同文学研究科国文学専攻博士課程単位取得。100分de名著ブックス『鴨長明 方丈記』(NHK出版)、日本歌人選『鴨長明と寂蓮』(笠間書院)、『恋歌 王朝の貴族たち』(さくら舎)など編著書、論文多数。研究活動のほか、テレビ・ラジオ出演多数、新聞や雑誌の連載、コラムなどでわかりやすく古典の魅力を説く活動にも力を入れています。

研究テーマ

日本の古典文学、特に和歌文学・中世文学を研究しています。具体的には、日本中世における和歌表現や御子左家三代とその後の歌壇史研究、和歌テキストの調査や分類などの書誌学的な調査研究、鴨長明とその周辺人物・作品に関する研究、文学風土と和歌の視点から校歌の研究などに従事しています。本学の日本文化研究所での共同研究、学外では大学共同利用機関法人人間文化研究機構国文学研究資料館の共同研究、また個人研究では学外の研究助成金などを得て、テーマごとに取り組んでいます。

研究活動・教育活動

和歌文学会常任委員、中世文学会委員、日本文学風土学会常任理事、全国大学国語国文学会代表委員、和食文化学会理事などを歴任。第22回日本古典文学会賞受賞、経済産業省主催社会人基礎力育成グランプリ2010全国決勝大会優秀指導賞受賞。

担当科目

京文化演習Ⅱ、京都文化演習Ⅰ、京都文化基礎演習、京都文化フィールド演習、京都の文学、京都文化フィールド演習Ⅱ、京都文化フィールド演習Ⅲ

ゼミ活動テーマ

<社会に活かす文化学>がモットー。春学期は京都のまちに出て、立場や世代を超えて京都の歴史と伝統、魅力を実地に学ぶ地域連携活動に力を入れています。具体的には、京都が世界に誇る祇園祭の運営に学生が参画、最大規模の祭の運営補助を通して、京都文化を肌で感じながら就業力や社会人基礎力を磨いています。秋学期は、京都文化・日本文化を学びつつ研究を深め、価値の再発見や新たな価値の創造をめざし、世界に新しいトレンドを起こせるような研究開発を目指しています。 (ゼミの公式Twitter)に、日々の学生たちの活動がアップされています。参照してみてください。

学生へのメッセージ

学生時代は、時間を好きなだけ自由に使えるという、贅沢な時期です。学生時代の貴重な時間を、無駄に過ごさないことです。そして何よりも本をたくさん読みましょう。ハウツー本の実用書は捨て洋の東西を問わず古典の名著を手に、世界で一番おもしろい京都のまちにくり出しましょう。都をどりや葵祭・祇園祭、能・狂言・歌舞伎、現代劇の観覧、さらには路上観察や名所旧跡の一人旅など、たまには授業を抜け出しても結構、京都のまちで学ぶのです。

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