教員紹介石川 登志雄

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石川 登志雄ISHIKAWA TOSHIO

文化学部 京都文化学科 教授

学位
文学士(京都大学)
専門分野
京都寺院史、文化財学

プロフィール

茨城県生まれ。京都の大学に進学し、京都府教育委員会・京都造形芸術大学・京都美術工芸大学を経て、2018年度から京都産業大学に着任しました。京都の寺社の文化財調査が何より好きで、趣味と実益を兼ねながら京都中の寺社の蔵破りならぬ蔵開けて様々な文化財を調査しています。人呼んで文化財界の「石川五右衛門」。現在進行中の文化財調査は、妙法院・大覚寺・東福寺・寂光院・檀王法林寺・智恩寺・廣誠院・真如堂などです。なお最近の個人興味としては、沖縄と信州の観光客の行かない名も知れぬ寺社や信仰遺跡の探訪です。

研究テーマ

京都の寺社史料の調査を研究しています。歴史的な史料は文化財として単に保存するだけではなく、詳細に調査し目録化しながら個々の史料を分析していくことで、歴史研究や文化研究の対象化することが重要です。
もう一つのテーマは、上記のようにして調査された古文書はもちろん、絵画・彫刻・工芸品・建造物など、質量ともに日本で断トツに膨大なボリュームを誇る京都の寺社資料(文化財)群について、いかにして総合的に管理するデジタルアーカイブシステムを構築するかの研究です。

研究活動・教育活動

京都の著名な寺院に伝来する文化財の整理・調査・保存を一体のものとして捉え「文化財総合管理デジタルアーカイブデータベースシステム」の研究を行っています。また、これまでの卒業生や現役の学生のボランティア活動として教育活動の中にも活かしています。

担当科目

京都文化入門B、京都の文化財、京都文化フィールド演習、京都文化基礎演習、京都の文化・歴史・観光-京都検定への誘い-、博物館概論、博物館経営・情報論、博物館実習Ⅰ・Ⅱ、図書及び図書館史、自己発見と大学生活
<科目の詳細はシラバス検索より>

ゼミ活動テーマ

京都文化の中核にある京都を代表する寺院やそこに伝わる文化財(美術工芸品)の保存・調査・活用について学ぶゼミです。
1回生「京都文化フィールド演習」 廣誠院・大覚寺・東寺・文化財修理工房での文化財の取り扱い・保存・活用の基本を学ぶ。
2回生「京都文化基礎演習」 廣誠院・東福寺・真如堂・平等院に伝来する文化財の整理と基本的調査を行う。

学生へのメッセージ

日本の文化が好きで、それを学びたいという人は、京都に住んで、歩いて、見て、感じて、触ってみることが一番手っ取り早いと思います。京都の文化を学ぶことは、日本の文化を学ぶことであり、さらに自分の身の廻りの文化を考え見直すきっかけとなるものです。大学時代のこの一時期、京都でよく学び、よく遊び(これを遊学といいます‼)、自分の好きなこと、やりたいこと(もちろん学問が第一です!?)を一つでも多く見つけ、京都産業大学での学生生活が未来の糧となりますように。

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