令和2年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「重点テーマ」

重点テーマ・目的・期待する効果等

(1)テーマ

少人数教育の科目の充実、コース選択を含む履修選択行動と学生の満足度・成長実感の把握、学生の主体的学修を促進する方策の検討

(2)目的

法学部は、導入教育(初年次教育)段階で主体的な学習のしかたを身につけ、その後、少人数のアクティブ・ラーニング(AL)科目で能動的かつ他の参加者と協働・議論して学習することを重視したカリキュラム改革を、平成27年度におこなった。また、この方向をさらに推進して改革したカリキュラムを平成30年度から開始した。その教育効果について、継続的に調査をすることで把握することを目指す。また、得られた知見からさらなる授業改善を進めることを目指す。
もっとも、新型コロナウイルス肺炎感染拡大防止のため、通常の対面授業がいつから実施可能になるか不確定である。遠隔授業によらざるを得なくなった場合に、AL科目の双方向性をいかにして確保するか、というこれまでとは異なる観点からの授業改善の取り組みも必要となろう。
貸出ノートパソコンを授業にどのように活用するかについても、対面での授業が可能になるまでは実施が困難ではあるが、取り組んでいきたい。

(3)期待する効果

初年次・少人数科目である「プレップセミナー」をはじめとしたAL科目を充実させることを通じて、学生が主体的な学習のしかたを身につけ、より主体的・意欲的に法学部の科目に取り組むことができるようにする。AL科目を通じて主体的・積極的な学習態度を身につけた学生は、AL科目以外の講義科目等でも、主体的に履修選択を行って学習できるようになり、成長していくことが期待される。すなわち、講義科目を含めた法学部の授業全体の改善につながることが期待される。さらに、卒業後の進路を視野に入れたコース選択を通じて学習意欲の向上も期待できる。
こうした波及効果が起こることを目指して、AL科目、講義科目への調査を通じた実態把握を継続的に行う。調査したデータ等によりカリキュラム改革の効果をはかり、今後の教育改善に活かしていくこととしたい。
PAGE TOP