ピックアップ研究室

「超感覚インターフェース」 永谷 直久 准教授

未だ謎が多い嗅覚のメカニズムを解明し、食生活や医療に貢献する

CADで部品モデルを設計し、学内にある3Dプリンタやレーザーカッターを活用しながら、実験装置づくりを行う
人間がもつ五感のうち、実は嗅覚はほかの感覚器にくらべて解明されていないことが多く、なぜ鼻の穴が2つあるのか、匂いを知覚するメカニズムすらも明らかになっていません。永谷研究室では、それらを解明するために「匂い提示装置」を作製し、実験と分析を進めています。被験者に対して、左右それぞれの鼻の穴に異なる匂いを提示し、どのように匂いを感じるのかをデータとして蓄積。この研究をもとに、レストランで料理の香りをより楽しむためのシステムや、アルツハイマーの症状を早期発見するための装置の開発など、多分野にわたって応用できる可能性が広がっています。また、学生同士が連携し、学外で開催されているVR(バーチャルリアリティ)のコンテストへの参加も推奨。協調性や問題解決能力を磨きながら、研究やモノづくりの純粋な楽しさを味わってほしいと思います。

「インターネットミドルウェアとその応用」 秋山 豊和 教授

バスの車両と運転手の状態をリアルタイムで分析
安全運転を支えるシステムを開発

研究室では、学生がそれぞれ関心のあるテーマを選び、主体的に研究に取組んでいる
より効率的で簡単にアプリケーションを開発するためのプラットフォーム(インターネットミドルウェア)や、アプリケーションそのものの開発など、広いテーマで研究を行っています。たとえば今取組んでいるのは、バス会社と提携し、リアルタイムでバスの安全運転を支援するシステムの開発。車両に取付けられたセンサーが、現在地やエンジンの稼働状況など、走行中の車両の状況に加え、心拍数や呼吸など、運転手の健康状態を計測します。データベースに集められた情報を活用することで、運転手の傾向や、事故のリスクが高い地点を検出。さらにリアルタイムで過去の運転状況と比較し、システムが危険な状態を検知した場合、運転手に警告を伝えることができます。これからさらに精度と汎用性を高めることで、このシステムを全国に展開し、より安全な社会の実現に貢献することをめざしています。
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