令和元年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「中間報告」

1.「学習成果実感調査」についての分析結果

対象科目である「国際関係入門」2科目、Theory of Knowledge(8クラス)、基礎演習I(8クラス)について科目ごとに比較分析を行った。
「国際関係入門」については、大規模講義にもかかわらず学習内容の理解度、科目満足度とも比較的高いが、主体的なとりくみや、この科目の学習時間についてはさらに工夫が必要と感じられた。
「Theory of Knowledge I」については、主体的とりくみや学習時間は高い傾向にあるが、クラスによって学習内容の理解度、科目満足度にはかなりばらつきがある。難易度の高い授業ではあるが、どのクラスレベルでも理解度が維持できるよう担当者間で情報共有をはかりたい。
「基礎演習I」については、回答率も高く、総じて主体的とりくみや学習時間が確保されていることがわかる。一方で、学習内容の理解度とこれと相関の高い科目満足度についてはクラス間でかなりの差があることがわかった。科目担当者間の意見交換等の機会に、効果的な工夫やとりくみなどを共有し、全体としてさらに高いレベルでの質を維持に努めたい。

2.「公開授業&ワークショップ」についての成果報告

  1. 公開授業:
    「国際関係入門(経済領域)」鈴井 清巳 教授
    令和元年6月18日(火)2時限 SR204教室 参加人数17名
  2. ワークショップ:
    令和元年6月19日(水)SR107会議室 参加人数16名

ワークショップでの意見交換内容

今年度の重点テーマである、「アクティブ・ラーニング型教育手法の『実質化』による教育効果の増進」について、大規模講義での難しさや工夫について意見交換を行った。受講生の集中や関心を維持するための効果的な資料映像の使い方や個別質問対応のブレイク、教員が教室内を質問しつつ回るなどの工夫が紹介された。出席管理や講義に集中しにくい受講生への対応、コメントシートの活用やTAの必要性など、参加教員からもそれぞれの経験による提案等がなされ有意義な意見交換となった。
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