令和元年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「中間報告書」

1.「学習成果実感調査」についての分析結果

今期については、学部専門科目の中でも中核となる展開科目における受講生の理解度を確認することを目的とし、2年次、3年次の学生を対象として「学修成果実感調査」を実施し、その結果について確認を行った。
対処となった科目全般に、出席率は他学部の選定科目と比較しても良い状況が続いているが、事前・事後学習等の設問では、学習時間が全学平均よりもやや低い傾向が確認され、この傾向は昨年度からもほぼ同様の数値であることが確認された。事前・事後学習の時間が少ない傾向がある一方で、個別自由記述欄の意見からは、授業の運営等に対する好意的な意見が多くみられ、授業の進め方の工夫などに学生が好感を持っていることが伺える。これらのことから、授業における学生の理解を進めるための工夫が行われている一方で、ホームワークなどの課題を学生にあまり与えていない傾向が推察される。授業の理解度に関する設問では、否定的な意見が5%未満であることからも、これらのことが推察できる。
今後は、授業時間内での理解度を下げることなく、事前・事後学習といった、学生自らが学ぶ姿勢を身につけるための運営方法を検討することとしたい。
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