ピックアップゼミナール

「イギリスのポップカルチャーとメディアスタディ/西洋と日本のポピュラー音楽」英語学科 ギリス フルタカ アマンダ ジョアン 教授

西洋と日本のポップカルチャーを比較

身近な文化の比較を通して語学力・文化理解力を向上

ゼミの研究テーマは大きく2つあり、3年次には新聞、雑誌、テレビ、ポピュラー音楽などのメディアと社会との関わりについて考察するメディアスタディについて、イギリスと日本の状況を比較しながら研究します。4年次にはミュージックビデオの視聴を通し、西洋と日本のポピュラー音楽がどのような歴史を歩んできたか、さらにテクノロジーの発展が、私たちの音楽鑑賞スタイルをどのように変化させているかを研究します。親しみやすい研究テーマを通して英語力を向上させるとともに、海外と日本の文化により興味を持って欲しいと思います。

「バイリンガリズム」英語学科 難波 和彦 教授

2つの言語を使い分ける現象から
英語教育のヒントを探る

英語と日本語を織り交ぜながら話す、バイリンガルの会話を耳にしたことはありませんか。「バイリンガリズム」とは、2言語を切り替える現象(=コードスイッチング)のしくみや、どのような状況で多く表れるのかなどを探っていく、新しい研究テーマです。実はコードスイッチングは、バイリンガルにだけ見られる現象ではありません。私たちも、外来語と日本語を組み合わせたり、敬語や方言を混ぜて話したりすることもよくあると気付けば、身近に感じられるでしょう。この研究は、使える英語がどうすれば身に付きやすくなるか、日本の英語教育における課題解決にもつながるもの。そのため、英語の教員をめざしている学生も多く、将来に活かす学びに意欲的に取り組んでいます。

「イタリアの軽音楽の歴史」
ヨーロッパ言語学科 イタリア語専攻 ディオダート フランチェスコ 助教

歌を通してイタリア文化への理解を促す

聞く、書く、話す、そして、歌うイタリア語運用能力を高める

イタリアの厳選された歌を通じて、イタリア文化の理解をめざします。ゼミでは歌を聞き、歌うことによって発音の練習を行います。さらに、歌の一部を何度も繰り返し聞きながら、歌詞を書き取ります。文法や語彙がおかしいと感じる箇所は辞書などを用いながら修正し、聞き取れない箇所は文脈を踏まえ、当てはまる単語を探します。その後、学生同士でペアを組み、互いに相談しながら考えます。残っている問題は教員とともに解決していきます。このようなプロセスによって、イタリア語の発音が上達するとともに、チームで取組む力が向上することを期待します。

「ラテンアメリカの人権問題」
ヨーロッパ言語学科 スペイン語専攻 フェルナンデス コボ カルロス ビセンテ 准教授

世界に残る歴史的な問題を「自分事」としてとらえ
国際社会で活躍する力に

1492年の新大陸発見以降、南米の先住民であるインディオはスペイン人によって支配され、苦難を強いられるようになりました。あれから500年以上を経た現在、彼らの生活は改善されたのでしょうか。ゼミでは侵略当時の社会の実状を学んでから、36年にもおよぶ紛争を1996年に終えた今も、多くの先住民族が迫害され続けているグアテマラに注目。スペイン語の原書などラテンアメリカ側の文献や映像資料を使い、2つの時代を比較しながら、今なお残る複雑な課題にアプローチします。根深い闇を掘り起こして主体的に考え、当事者意識をもってディベートできる力は、国際化社会で活躍するうえで大切な要素。培った人間力や語学力を発揮する舞台は無限に広がっています。

「インドネシアの食と文化」
アジア言語学科 インドネシア語専攻 エディ プリヨノ 教授

多様な食を知ることで文化への理解を深める

食を通してインドネシアの文化や宗教について考える

多民族国家インドネシアは食と文化も多様性に富んでいます。特別な機会に出されるナシ・トゥンパン(円錐形に盛った黄色いごはん)をはじめとしたご馳走、「ハラール」と呼ばれるイスラム教徒に許される食材などを取上げます。また、インドネシア独自の食に関する文化にも注目します。
例えば、さまざまな機会に人々が食事を共にする「共食」の文化です。結婚式の披露宴ではどのような料理がテーブルに並ぶのか、断食明けに家族で何を食べるのかなど、「共食」について探ります。学生には、多様な文化や考え方が世界に存在することを知ってほしいと思います。

「グローバル化社会におけるアイデンティティ」
国際関係学科 マコーマック ノア ヨシナガ 准教授

世界は本当に「便利」で「豊か」なのかを考える

経済優先のグローバル化社会における個人、民族のあり方を考察

日常はあらゆるところで世界とつながっています。電話はどこへでも掛けることができ、小売店にはさまざまな輸入品が並んでいるのです。しかし、私たちが消費者として恩恵を受ける傍らで、開発途上国には低賃金で働く人々が存在するのも事実。政治領域ではテロの問題も深刻化しています。一人ひとりが世界とつながっていることを認識した上で、お互いに望ましい関係を築くためにはどうすればよいのか。時事問題などを取上げながら、経済優先のグローバル化社会における意識のあり方を考察し、よりよい生き方を模索してほしいと思います。

「国際社会における対立と共存」 国際関係学科 正躰 朝香 教授

テロ、難民の流入、移民排斥
課題が山積する国際社会の現状と背景を考察する。

相次ぐテロ、大量の人の国際移動、EU統合の揺らぎ、移民排斥。国際社会のこれら深刻な問題は、グローバル化した世界に暮らす我々にとって無関係ではいられません。政治、経済、社会、文化、歴史が複雑に絡み合う問題には、まさに国際関係学という学際的な視点で向きあい、考える必要があります。なぜテロは止まないのか。難民はなぜ激増したのか。移民排斥が欧米各国で強まるのはなぜか。英国がEU離脱を決めたのはなぜか。それは世界にどのような影響を与えるのか。個々の問題の現状を理解し、その背景を分析し、それらの問題がどう関連しているのか考察する。複雑な国際社会の事象を自分なりに把握する枠組みと自分の意見を表明する力をつけてほしいと思います。
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