井本 志茉(いもと しま)さん

略歴

1991年 兵庫県生まれ
2010年 学校法人成徳学園神戸龍谷高等学校 卒業
2014年 京都産業大学外国語学部国際関係学科 卒業
2014年 NIPPON EXPRESS (SINGAPORE) PTE. LTD.入社
2017年 NIPPON EXPRESS (SINGAPORE) PTE. LTD.退職
2018年 ASIA INFONET (MALAYSIA) SDN. BHD.入社
2019年 ASIA INFONET (MALAYSIA) SDN. BHD.退職
2019年 TASKAL RESOURCES SDN. BHD.入社
(2020年3月現在)

私は大学卒業(2014年3月)直後にシンガポールにある海外現地法人へ就職し、現在はマレーシアで日本旅行グループの会社で働いています。もともと本学主催のインターンシップに参加したことがきっかけで、初めの会社へ就職しました。現在の職場は2018年に出来た企業で、若手ながらも経営戦略、企画開発、総務と幅広く携わらせて頂いています。まだまだ至らない点が多く、日々自分に失望し鼓舞しつつビジネスという大海原を航海しています。

冒頭にも述べた通り、わたしの就職は本学主催の海外インターンシップに参加したことがきっかけでした。大学にはたくさんの機会が存在します。沢山の言語を学ぶ、社会人になれば時間がなく出来ないこと(海外留学、ボランティアなど)に取組む…などです。悩むのであれば行動した方が後悔は少ないし、理由付けは後からついてきます。社会に出れば出来ない事ばかりです。出来る範囲でやってみたい気持ちを優先にすることが、良い機会を得ることが出来ると思います。

正直申し上げると、私は在学時代海外に出て仕事をしたいという漠然としたビジョンしかなく、具体的に何かを成し遂げるビジョンはありませんでした。むしろ日本で就職が出来なかった劣等感が強く、社会人1年目はがむしゃらに与えられたことに取り組んでいました。社会人経験もない人間が海外で働く…風当たりは想像以上でしたが、それに負けたくない一心でした。1年、2年、3年と体当たりしたからこそ、今のポジションへの挑戦権が得ることが出来たと自負しています。

日本以上にジョブホッピングが盛んな海外では、働く意味を明確にしないとその場の雰囲気に流されて、自分自身を見失う結果になりかねません。働く意味、それは、ある人にとってはライフワークスタイル、仕事の内容…人それぞれに意味は違います。そして、日本的な考えですが、意味を持ちつつ雇用頂いている企業に対して感謝することも忘れてはいけないと思います。

私は、自国で働かずに海外で働くことは、言い換えれば自国を外から客観視し、自国に対し将来何が出来るのか「考えることが出来る」と思います。大きな偉業を成し遂げ、目に視えるものだけではなく、良くしたいと思い考えることが、生まれた国への恩返しと思っています。海外へ居を構えることは、想像以上に容易いことではありませんが、我こそは!と思う学生の皆さんがいれば、人生の先輩として相談にも乗りますし、機会の提供も可能です。私が本学のインターンシップで今の機会を掴んだように、皆さんにも提供出来れば幸いです。

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