ケマル 西川さん

略歴

京都産業大学中国語学科卒業
中国広東省の某学院で日本語担当外国人教師として勤務

在学生のみなさんこんにちは!
私は90年に中国語学科を卒業し、現在は中国で日本語を教えています。
実は卒業してから十数年、日本では会社に勤めていたのですが、いろいろあって会社を辞めました。そして、その後、日本語教育の資格を取り、そして中国の大学で日本語教師をすることになり現在に至ります。

中国には4年ほど住んでいます。実はこんなに長期に外国に住んだのは初めてなのですが、なぜか、それほど戸惑うことはありませんでした。中国も以前と違って生活水準も上がっているし、マナーや常識も西側諸国に近づいているせいかももしれません。まあ、それでも、たまに日本との常識の違いにびっくりすることもありますが、そんなときは戸惑いというより人に話す新たなネタが手に入ったと喜んでいます。

日本語の授業では会話の授業を担当しています。中国で日本語を教えるのは、思ったより大変でした。人に何かを教えるということは本当に難しいです。授業で教えて、すぐに成果が現れるわけではないし、授業後、教師からの一方的な授業になってしまうと本当に、あんな授業でよかったのかなぁと反省することしきりです。また授業で学生から反応がないときなどあり、精神的にかなりへこみむこともあります。でも、真剣に聞いてくれて質問などをしてくれる学生もいるので、無駄なことをしているわけではないと実感し、この仕事も悪くはないなぁと思っています。

さて在学生のみなさんに向けてのメッセージを贈ります、と言いたいところですが、どうも気の利いたメッセージが思い浮かびません。今、自分自身が手いっぱいなので、みなさんにアドバイスなどとてもできません。なのでこれまでの自分の反省も含めて自分自身に対してのメッセージを一言。仕事は長い間やっていくと慣れてきて要領よくこなす技術を身に着けてしまいついつい勉強を怠ってしまいがちです。ですが世の中はどんどん変化していきます。自分も変わっていかなければなりません。ですので、いくつになっても、どんな立場になっても、またどこにいても常に勉強する心がけていこうと心がけています。ということで遥か異国の地にて在校生のみなさんが、どうか有意義な大学生生活を過ごせますように願っています。

学校風景
学校風景
生け花
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