田中 真樹子さん

略歴

京都府立南陽高等学校卒業
ロシア語専修卒業
京セラ(株)勤務

近況について

2005年に卒業後、クレジットカード会社で2年働いたあと、カナダへ語学留学。
その後、現在働いている京セラ(株)に入社しました。

現在、アメリカに本社がある海外関連会社の製品の輸入販売部に所属、在庫管理と納期管理を行っており、主に、工場のあるチェコと倉庫のある香港の担当者と仕事をしています。

学生の間にやっておいたほうがいいこと

自分探し。
学生の間に、なんにでもチャレンジをしていろいろな経験を通じて何が自分らしいかを探って発見してください。机に向かって勉強することは確かに学生の本業ですが、それだけで大学生の4年間を過ごしてしまうのはもったいない気がします。

しかし、そうは言っても勉強もしておいたほうが良いです。海外関係の仕事を希望されている方が多いかと思いますが、そういう職種は英語必須です。働いてからでも勉強はできますが、なかなか時間が確保できませんので、学生のうちに習得されていたほうがよいかと思います。

メッセージ

私は在学中に、外国語学部の卒業生がどういった進路に進んでいるか興味がありました。外国語学部に進んだからには、海外での就職、海外に関する仕事にちょっとでも興味がある方が多いのではないでしょうか?

私は小学校の時に音楽の授業で習ったチェコという国に憧れ、絶対に行ってみたいと思っており、また東欧の文化に興味があったのでロシア語専修へ進みました。(選択科目でチェコ語があり、ぜひ受講しようと思っていたのですが、残念ながら入学した年にはなくなってしまっていました。)

そして大学生になったら旅行にたくさん行きたいと思っていたので、バイトに励み、バックパッカーとして海外は10カ国以上旅行し倒しました。旅行を通じてさまざまな国、職業、立場の人に出会い、漠然と海外に関係した仕事がしたいと思うようになっていました。

私が就職活動をした6年前も、今ほどではないものの同じく就職氷河期で、漠然とただ海外に関係した仕事がしたいと思っているだけでは、海外関連の仕事は人気で内定どころか面接に行き着くことも困難でした。

仕事の選り好みなんてできないので、「海外」に関係のない仕事へも手当たり次第に何枚も履歴書を送り、いつも志望動機と自分を変えて面接に臨んでいました。周りがどんどん内定をとっていく中、私はいつも志望動機で苦戦し、一体自分がなんて言ったら就職が決まるのか、訳がわからない状態でした。

少し不安があるものの「営業できます」と面接で言いまくり、4年生の8月ごろ営業職で、やっと前職の内定をいただきました。前職はスーパーや百貨店の中でのクレジットカードの営業。一生懸命仕事をしていたのですが、やっぱり海外に関係する仕事がしたい!と思い切って退職、まずは語学の習得とカナダへ飛び立ちました。カナダから帰ってきてすぐに今の会社の面接を受け、面接官に志望動機なんて硬く考えずに、素直に背伸びせず自分の考えを話したところ、とんとん拍子に内定をいただけました。

今だから言えることかもしれませんが、何にでもチェレンジして、自分らしさを知り、将来どういう自分になりたいか、どんな仕事を通じて自分を成長させたいか考え、素直に面接で伝えること。それだけでよかったのじゃないか。自分を飾ろうと無理して背伸びをする必要はなかったなぁと思っています。

まわりに流されず応募する職をじっくり探し、自分らしく面接をうけ、無理せずに働ける職場で自分を磨くことがよいかと思います。今、運命的にもロシア語を学ぶきっかけとなったチェコの製品を担当しており、チェコの方々と仕事をしています。仕事がとても楽しいです!

外国語学部のみなさんも、頑張ってくださいね!
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