私が留学を決めたきっかけは“日常英語”を身に付けたいと思い、日本で学ぶだけでは身につけることができないと感じたことでした。子供の頃からの夢だった留学でしたが初めの頃はなれないことが多く、大きなホームシック、自己嫌悪を経験しました。これらを引き起こした理由は自分の英語力の未熟さとそこから伴う人間関係の問題でした。自分に自信をなくした結果英語を話すことを躊躇し、英語で話したくないと考えるようになっていきました。

しかし貴重な経験を無駄にすることや、留学を選んだのは自分自身であることからの責任感より自分から積極的に話しかけることを意識しこの困難を乗り越えることができました。私のホームステイ先には平均３〜４人の生徒がおり、ハウスメイトやホストファミリーと積極的に会話することにより自分で感じられるほど英語での会話力が伸びたと実感することができました。会話力が身についたことにより英語を話すことが楽しいと感じるようになり交流の輪を広げることができました。何より当時嬉しかった事はホストファミリーが何度も何度も私の英語力が伸びたと言ってくれる事や自分のことを本当の家族のように接してくださったことでした。自分で成長を実感するのは難しいことだと思いますが、このようなことのおかげで英語を学ぶことに対しての励みになり自信にも繋がりました。

私の留学先アイルランドではアジア人が比較的少なく、英語で話す機会や外国人の友達を作る機会に恵まれていると感じました。さらにアイルランドはイギリスの隣、ヨーロッパに位置しているため沢山の国へ留学先でできた友達と旅行に行くなど貴重な経験をすることができました。そしてアイルランドはヨーロッパの中でも治安が良く、安心して安全に生活することができました。

ホームステイ先では先ほど述べた通り、数人のハウスメイトが一緒に暮らしていたため異文化理解を深めることができました。その中でも親友と呼べる友達、第二の家族と呼べるホストファミリーに出会えたことがこの留学で得た大きな宝物となりました。今でもお互いに連絡を取り合っており、これからもずっとこの関係を続けたいです。

このように私が9ヶ月アイルランドに留学して学んだことは、“失敗に恐れず、相手を待つだけではなく、自分から積極的に行動を起こすことの大切さ”でした。英語はもちろんの事このように人生において大切な事を学ぶ事のできたとても有意義な留学になりました。