ドイツ ライプチヒ大学 InterDaF に留学中の八木 瑛未さんから留学体験記が届きました

Leipzig の街から –留学の中間報告–

Leipzig大学の語学学校InterDaFに留学して5カ月が過ぎました。毎日沢山の刺激を受けて生活しています。平日は毎日語学学校に通っています。クラスには様々な国の出身者がいるため日本とは違った文化を見たり、目にするたびに驚かされています。

日本では主に文法を中心にドイツ語を学んできました。ドイツでは、文法に加え読解や聞き取り、ドイツ語を話す機会も増え、授業後の課題も多く、ドイツ語に毎日触れて生活をしています。ドイツに来た当初は慣れない生活に戸惑っていました。今もドイツ語が上達したとは言えないけれど、苦手な聞き取り能力は徐々に向上していると感じています。語学学校の先生はみんな優しく、とても学生思いです。日本人は外国人に比べて積極性がないため、外国人のように授業中にドイツ語で発言をしたり、質問する事があまりできません。もっと授業に積極的に取り組まなければならないと思います。

語学学校だけでなく、最近ではライプチヒ大学の学生とも交流する機会が増えてきました。語学学校は主にアジアからドイツ語を学びに来ている人が在籍しているため、ライプチヒ大学の学生と交流を深める事でドイツ人とも関わる機会が多くなってきました。今はライプチヒ大学の学生とタンデムを行い、ドイツ語を教えてもらっています。日常会話や授業の分からない点を聞くことが出来るため、とても助かっています。毎日新しい環境で過ごしていく中で、すぐには上達しないドイツ語に悩むことも多いけれど、何もかもが新鮮で毎日が充実しています。ドイツに来た頃は、将来の目標は曖昧なままだったけれど、最近明確な目標ができ、より一層ドイツ語に対してやる気が出てきました。留学では語学力の向上の他にも沢山の出会いがあるため、自分とはまた違う考えを持ち、夢を持っている人と過ごす事は本当に刺激的です。

寮は二人部屋で、キッチンとバスルームを共用で使っています。私の隣人は中国人で、とても優しいです。しかし、寮の設備は充実しているとは言えません。エアコンはなく、夏場はとても暑いです。冷凍庫も部屋によってはありません。寮と語学学校は少し離れているため、電車を使って30分ほどかかります。毎日8時から授業が始まるので、朝早く起きるのが大変です。   

週末はドイツや隣国を旅行して日本とはまた違った文化に触れたり、その国の名所を巡って凄く充実しています。中でもドイツで有名なサッカーは、日本の何倍も盛り上がっていてとても楽しかったです。多くのドイツ人は四六時中ビールを飲んでいます。ドイツは料理も美味しいため生活には苦労しません。日本より量も多いためとてもお腹いっぱいになります。ドイツでは ”Schnitzel” という料理が有名です。私も大好きで週に1回食べています。ドイツではペットボトルや空き瓶をスーパーで換金してお金に換えることが出来ます。ドイツのスーパーはソーセージやチーズの種類が多かったり、野菜をグラム単位で売っています。日本に比べて野菜は量も多く、安いと思います。日本とはまた違った生活は新鮮で興味深いです。

残り半分の留学生活ではドイツ語をもっと活用し、話す能力を身に着けたいと思います。話す事で語学力は成長すると、ドイツに来て身に染みて感じています。積極的に新しい事に挑戦し、ドイツ語能力を伸ばしていきたいと思います。また、ドイツ語だけでなく、英語も独学でこれから学びたいと思っています。挫折しそうなときもあるけれど、めげずに長いようで短い留学生活を悔いのないように過ごしていきたいと思います。


ヨーロッパ言語学科 ドイツ語専攻  八木 瑛未

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