Meine Erfahrungen in Köln. 私のケルンでの経験
(渡邊 耕紀さん ケルン大学)

ライン川の向こう側から撮ったケルン大聖堂とホーエンツォレルン橋
みなさんこんにちは。
私は2016年7月の終わりまで交換留学生としてドイツのケルン大学で勉強をしていました。ケルンはベルリン、ミュンヘン、ハンブルクに次ぐ第4の都市で、ケルン大聖堂がある都市として世界中に知られています。私はそこで約1年過ごしました。私は、4人で、-シャワー、トイレ、キッチンを共有して使う学生寮に住んでいましたが、ドイツでは多くの留学生がこのような学生寮に入っていました。また、授業ではもちろんですが、寮の中や外でもほかの国から来た仲間と接することが多く、様々なところで異文化交流をすることができました。ケルン大学での授業はもちろんドイツ語で行われます、ですが英語で行われる授業もたくさんあるので、ドイツ語はもちろん、英語を学びたい学生もケルン大学で学ぶことができます。ですから英語で留学をしている人たちも少なくありませんでした。
海外に1年住んでみると、様々な文化の違いが見えてきました。その経験は自分にとってとても良いことであったと思います。そして旅行しているだけでは分からない様々なことを知ることなどができました。例えばドイツと言えばビールやソーセージなどを思い浮かべる方が多いと思いますが、もちろんそれ以外にもおいしいものがたくさんあります。またドイツは観光スポットにも非常に恵まれています。このように留学は、言語の能力が上がることはもちろんですが、他にも様々な体験ができるということも良いことの1つだと思います。
例えば 私は合計3人のドイツ人とタンデムをしていました。タンデムというのは、日本語を学んでいるドイツ人とドイツ語を学んでいる日本人が学んでいる言語をともに使いあって、教えあう学習方法です。私のパートナーの三人は様々で、日本語を学んで1年の方、20代後半からもう一度大学に入り3年ほど日本語を学んでいる方、そして社会人の方で、日本語のレベルも様々でした。タンデムの人たちとは、ドイツ語、日本語の相互学習にとどまることなく、一緒にビールを飲んだり、スポーツをしたり、様々なことをしました。またドイツでの生活のことについても多くのアドバイスをくれたので、そのおかげでドイツでは大きな問題もなく快適に過ごすことができました。3人の中で特にその中の一人とは一緒にデュッセルドルフにも出かけ、様々な交流をしました。またその方は私が日本に帰国する日も駅まで見送ってくれました。私は日本に帰国した今でもこの3人とは定期的に連絡を取っています。あちらが日本に来た時や、自分がドイツに行ったときにまた会おうといっていて、彼らは私の一生の友達となったと思います。
ケルンやその周辺では、とても楽しめるものがとても多く、1年間飽きることなく過ごすことができたと思います。11月の終わりごろから始まるWeihnachtsmarkt(クリスマスマーケット)は、ケルンでは様々な会場に違ったコンセプトで開催されており、それに従って出店に売っているものが違っています。グリューワインのカップもデザインが様々ありました。また、近くのデュッセルドルフやアーヘンのクリスマスマーケットにも行き、様々なクリスマスマーケットを楽しむことができました。2月にはケルンでカーニバルがあり、ケルンが1年で1番盛り上がる時期でした。街には様々な衣装に仮装した人が集まり、街中がにぎやかになります。祭りの終盤には様々な山車が街をめぐります。その山車からは様々なお菓子が投げられ、終わったころにはカバンがお菓子でいっぱいになりました。3月に入り、イースターがあり、夏に近づいていくとどんどん日が長くなり、10時くらいまで外が明るい日が何日もありました。
5月に入ると、デュッセルドルフでJapan Tag(日本デー)というものがあり、仲のいいドイツ人や日本人たちと行きました。そこでは日本の企業のブースやドイツの日本料理屋などのブースがライン川沿いにたくさん出ており、多くの人でにぎわっていました。そしてそこを歩いている人の多くがコスプレなど日本に関係した仮装をしており、アニメや漫画などの日本文化がどれだけ世界に広がっているのかということがよくわかりました。
留学という経験は、学生の今でしかできないものであると思います。留学でなくても、時間が多くある学生のうちに海外での経験を積むということは、これからの人生のためにとても重要な経験ですし、様々な力がつくと思います。また今の若いうちに日本以外の国に触れて、様々な視野を広げることがこれからの人生にも活きてくると思います。
ドイツに関しては、京都産業大学は私の行ったケルン大学以外にも様々な街の大学との協定があり、多くの選択肢があります。またドイツは学生のためのサポートが手厚く、様々な割引があり、寮に関しても家賃はそれほど高くありません。ですから学生にとても優しい国です。留学など興味があれば、短期でもいいので、ぜひドイツに行ってほしいと思います。
クリスマスマーケット
クリスマスマーケットのごみ箱
ドイツの伝統料理シュバイネハクセというものでとても大きい
ケルンのビール ケルシュ
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