「ドイツの建物について」嶋村 涼太 さん

わたしは、今回のドイツ語海外実習期間にドイツの建物について調査しました。

わたしたちが通っていた研修先のグライフスヴァルト大学は、ドイツの最北端と言っても過言ではない場所に位置しています。ということは、その場所は極寒とは言えなくても、たいへん寒い場所であるというのは容易に想像できると思います。実際わたしの寮の外はとても寒く、震えるほどだったのですが、わたしの寮の部屋は全く寒くありませんでした。ヒーターをつけていたのもあるでしょうが、ドイツならではの家の防寒の工夫があるのではないかと思います。
まず、窓がとても大きいです。この大きな窓を使い、気密性能を保つためには、そうとうサッシの性能がいいということなのでしょうか。また各家庭によって異なりますが、ブラインドを外側に付けているのです。様々な工夫がされたドイツの住宅は、中身にも外見にもこだわりをはなつ家ばかりでした。

わたしたちは、幸運にもベルリンに行くことができました。やはりベルリンには聞いたことのある建物ばかりで、とても興奮してしまいました。
最初に向かったのが、ドイツの連邦議事堂でした。外観からは想像できないようなとてもモダンな屋内でした。そこには、全面ガラス張りの竜巻型をしたようなものが中央を切り裂くように位置していました。
しかし、何よりも飛びぬけて凄いとわたしが感じたのは、ブランデンブルク門でした。1790年にプロイセン王国の凱旋門として建てられたこの門を境に、その両側に東西ドイツを分けるベルリンの壁が設けられていました。ドイツの敗戦後数十年間誰もこの門をくぐることは出来なかったそうなのですが、ソ連崩壊と共に1989年開放されて、今では観光名所として門前の広場は賑わっています。門の上には小さく見える勝利の女神と四頭の馬の馬車とがともに飾られています。この建物は柱などが砂岩でできており、他のものとはまったく異なった印象をうけた建物でした。

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