高瀬 実幸さん(リヨン/リヨン・カトリック大学(ILCF))

憧れのフランス留学

高校生のころからの夢、いつかフランスへ。

高校生の頃から漠然と抱いていた夢。それがヨーロッパの国へ留学することでした。
特に私はフランスの歴史や文化、世界遺産などの建築物やフランスの画家たちにとても興味があり、いつかフランスで、それらに直接触れながら生活してみたいと思っていました。
大学2年間で文法や会話を勉強した後、色々悩んだ末に、半年間のリヨンへの留学を決意しました。それまでに何度かパリを訪れたことはあったのですが、リヨンへは初めてで、しかも長期となると不安でいっぱいでした。

初めてのフランス生活、驚きの連続。

リヨンへ着いたばかりの初めの一週間は、まるで一ヶ月間かのように毎日が長く感じたのを今でも覚えています。毎日が驚きの連続でした。
学校の授業では、語学の勉強以外にも様々な分野をフランス語で勉強しました。特に印象に残っているのは、リヨンの伝統的な絹織物業の社会見学をしたことです。機織りの作業風景を実際に見学したり、蚕のまゆの説明を受けたりと、生の文化に触れることができ、とてもいい経験になりました。そしてリヨンでたくさんの友達もできました。  

同年代のフランス人たちとの交流、本当の自分を探しに~。

リヨンには、カトリック大学以外にも3つの大学があり、多くのフランス人の学生さんたちがリヨンで私たちと同じように勉強しています。私が留学してよかったと思うことは、そんな同年代のフランス人たちと交流でき、仲良くなれたことです。当然、文化が違うので考え方も全然違ったりします。なので、「あれ?」と思うことも多々ありましたが、そんな時に真正面からぶつかってくるのがフランス人、また理屈っぽいのもフランス人の特徴でした。しかし、彼らはとても風変わりで陽気で個性的な反面、皆それぞれの“自分”をもっていて、私生活や勉強においても、今あるこの瞬間一つ一つを大切にそして一生懸命生きているように感じましたし、そんな彼らの姿を見たり、コミュニケーションをとることによって、自分も一生懸命に何事も諦めず、前向きに進もうと強く思えるようになりました。

短いけれど、とても濃かった半年間。そして自分と向き合えた半年間。いつかまた会う日まで~。

たった半年間のフランス生活でしたが、今までにないぐらい濃い日々を送ることができました。また、今後もずっとフランス語と付き合っていきたいと更に強く思えるようになった留学生活でした。ふと寂しくなった時には、リヨンにいた頃毎日書いていた日記を読み返し、元気をもらっています。またいつか、リヨンで友達と再会することがあったら、その時は今よりもっと流暢なフランス語で会話できるようになりたい。これが今の私の目標です。
そして何より、フランス留学という20歳の最高のプレゼントをくれた両親に心から感謝しています。
外国語学部 フランス語学科 高瀬 実幸

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