留学体験レポート 柿本 華奈衣さん

インドネシア・サナタダルマ大学[留学期間:2017年度秋学期]
日本語パートナーズに派遣されていた高校へ遊びに行ったとき
私は2016年10月から2017年3月まで日本語パートナーズとして、インドネシアのプルワカルタという町へ派遣されていました。日本語パートナーズの頃は、インドネシアの高校で現地のインドネシア人日本語教師と一緒に日本語の授業を行なっていました。留学などと比べるとより密にインドネシアの方々と触れ合う機会、インドネシアの文化と向き合う機会が多くインドネシアの「リアル」を知ることができました。日本語パートナーズを通し、インドネシアから素敵な出会い、経験、考え方など本当にたくさんのものをもらいました。そして、いつからか「この国に何か恩返しできるような人になりたい!」という気持ちが生まれていました。

日本語パートナーズの頃は、生活をする上で特に困らない程度のインドネシア語は話せましたが、何か1つの話題を深くまでインドネシア語で話すことはできず、自由に自分の考えを話せないことにもどかしさを感じていました。インドネシアに恩返しできるようになるためにも、インドネシア語をもっと勉強したい!と思うようになり、今回サナタダルマ大学へインドネシア語を勉強しに行くことを決めました。
一緒に授業を受けているクラスメイト
サナタダルマ大学では、ダルマシスワというインドネシア政府から奨学金をもらいインドネシア語を勉強しに来ている学生たちと一緒に勉強しています。ダルマハシスワの生徒たちは、ベトナム、タイ、インド、フィリピン、アメリカ、ドイツ、ハンガリーなど様々な国から来ています。私のクラスは、日本人、ベトナム人、タイ人、アメリカ人、私の5人で授業を受けています。いつもなら外国人とは英語でコミュニケーションを取りますが、インドネシア語でコミュニケーションを取るため最初は少しの違和感と面白さを感じました。

授業は月曜日から木曜日の朝8時半から12時までで、金曜日は文化の授業で博物館へ行ったり、料理を作ったり、インドネシアの伝統的な楽器について勉強したりします。お昼には授業が終わるため、午後は自由に過ごしています。バリダンスやガムラン(インドネシアの伝統的な楽器)の大学内のサークルへ参加したり、住居の近くにある無料のヨガクラスに参加したり、ガジャマダ大学の日本語学科の会話会に参加したり、お昼寝をしたり、日本ではなかなか味わえない自由でゆったりした時間を楽しんでいます。
カフェでバリスタごっこをやらせてもらったとき
インドネシアへ来てからできた新しい趣味は、カフェ巡りです。私は1年次生の春休みに短期語学実習で1度サナタダルマ大学で勉強したことがあるのですが、3年前にはなかったオシャレなカフェが、今ではたくさんできています。インドネシア人は1杯のコーヒーで夜遅くまで、時には朝までお喋りしています。インドネシア人のパワフルさにはいつも驚かされます。行きつけのカフェもできバリスタとも仲良くなったため、カフェにいながら家にいるような居心地でコーヒーを飲みながらいつも勉強しています。

インドネシアでの生活ももう4ヶ月目に入り生活にも慣れ、たくさん友達もできたので、最後まで気を抜かずに楽しみながら、たくさんのことを吸収して帰りたいと思います!

副専攻語として何気なく選んだインドネシア語。そのインドネシア語がこんな風に自分の人生に大きな存在になっていることに自分自身にも驚いています。もし留学するか悩んでいる方がいたら、ぜひ留学してみてください!たった4年間しかない大学生活。やりたいと思ったことは、全てやりきってみてください!
ジョグジャカルタ市内が一望できHutan Pinus Penggerへ行ったとき
サナタダルマ大学のカルチャーフェスで司会をさせていただいたとき
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