令和元年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「重点テーマ」

重点テーマ・目的・期待する効果等

(1)テーマ

異文化間コミュニケーション能力を育むための複言語統合型学習のより効果的な実践およびカリキュラムにおける「留学」の位置付けの再検討

(2)目的

前年度のFD研修会、講演会、教育シンポジウムなどを通じて得られた「複言語主義」に関する様々な知見を、実際の授業のなかで各教員がより効果的に実践していくことが、今年度の目的である。そのために学部独自のFD研修会等を行って、理論的・実践的な専門知識を学び、学部構成員の持ちうる疑問や不安を解消しながら、その可能性に果敢に挑戦したい。
また、異文化間コミュニケーション能力を伸ばすための最も重要な機会の一つが「留学」であることから、カリキュラムにおける「留学」の位置付けを再検討することも、今年度の目的とする。前年度の「公開授業&ワークショップ」において学科・専攻単位でディプロマ・ポリシーを検討した結果、それをよりよく達成するためには「留学」が重要な役割を担うことが分かった。様々な国籍の人々と様々な言語を使ってコミュニケーションをする「複言語主義」の実践の場であり、語学力だけではなく人間力の向上の場でもある「留学」を、カリキュラムの中により適切に位置付けたい。

(3)期待する効果

「複言語主義」のより効果的な実践と、カリキュラムにおける「留学」のより適切な位置付けによって、学部教育の質を全体的に向上させ、ディプロマ・ポリシーをよりよく達成できることが期待される。そして、「留学」に本学部独自の特徴付けをすることによって、受験生など学外に向けて本学部の教育をより魅力的に発信していくことが可能になるだろう。
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