データサイエンスプログラム

現代社会ではデジタル・トランスフォーメーション(DX)が急速な勢いで進んでいます。今や多くの企業では、個々人の計算能力よりも、基本的な情報通信技術(ICT)の知識や技能が求められる時代になりました。
また、人工知能(AI)の汎用的な活用も広範囲にわたる企業活動でみられる中、経済学部ではパソコンやExcelなどを使用したことがない初心者であっても、基礎レベルから学べる包括的なデータサイエンスプログラムを導入して、「分析ツールを駆使して経済を読み解く力」を学べる環境を用意しています。

データ処理セミナー

大学生活だけでなく
社会でも必須の技能を修得

表計算ソフト(Excel )の初歩的な利用法から、経済学に不可欠なデータ分析に関する基礎を修得するセミナーです。関数の利用やグラフの作成といった表計算ソフトの基礎的な機能の理解に始まり、統計学の基本を身につけた上でさまざまなデータを利用し、分析します。情報処理能力は大学だけではなく社会でも必須の技能。将来にわたって活用できるスキルを身につけます。

データ分析セミナー

経済データの分析方法を
早い段階で身につける

表計算ソフト(Excel )を用いて、さまざまなデータ分析の手法を学びます。「データ処理セミナー」より一歩進んだ実習を行うことで、応用的なデータ分析に慣れることを目指します。扱うデータは身近なものから自治体の統計まで多種多様です。
先輩の学び

情報から世の中を読み解く。

一言でいえば「経済活動に関するデータの扱い方」を学ぶのがデータサイエンスプログラムです。1年次は、分析ツールの初歩であるExcelの使い方からデータ分析の手法まで、基礎となる部分を徹底的に。2年次からゼミが本格的に始まると、それらの知識を応用して実際にデータ分析を試みる実践的な学びへとシフトしていきます。

今ゼミで調査しているのは、SNSの広告が消費者に与える印象について。まずは分析に必要なデータを集めるために、SNSを通して「どちらの広告が怪しく見えますか?」といったアンケートを行います。その結果を基に、文字のフォントやモデルの顔出しの有無、音声が肉声か機械音かなど、さまざまな角度から広告を検証。結果として、どのような広告が消費者にとって好印象・悪印象なのかを統計的に導き出していきます。

データを正しく分析すれば、相応のエビデンスに基づき結果を導き出すことが可能になります。大切なのは、思い込みや偏った情報に惑わされないこと。1つの事象(結果)に対して要因は1つだけではありません。このプログラムでは、そういった情報を見極める視点も鍛えることができました。さまざまな情報が飽和している今の世の中だからこそ、社会に出ても必ず役立つ力になると信じています。

経済学科 3年次
足立 直紀さん

※掲載内容は取材当時のものです。

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