平成28年度 春学期 公開授業&ワークショップ 実施報告

実施日時・場所・参加人数

  1. 「公開授業」:「基礎プログラミング演習I」「基礎プログラミング演習 II」「発展プログラミング」
    2016年5月21日(土)~7月8日(金)の期間、10号館情報処理教室で実施
  2. 「ワークショップ」:15名程が参加

ワークショップでの意見交換内容

今回のワークショップでは、公開授業を行ったプログラミング演習系の授業内容に関する振り返りと、学部カリキュラム等の改革に関する意見交換をおこなった。3セメスターにわたって展開する一連の科目に関する共通の認識をもつためには良い機会となった。例えば昨年度末に基礎プログラミング演習IIに関して不合格率が非常に高く、落伍者層の多くが前段科目である基礎プログラミング演習Iでグレーゾーン(理解度が低かった)学生だったことが報告されたが、このワークショップでは基礎プログラミング演習Iの現状報告とともに、今年度の合否判定を厳しくとる方針であることなどが示された。
ただ、理解度の低い学生に関する議論では、「うまく出来ない学生は基本的にノートを取ってない」「タイピングが遅い」「理解ができない」ことが共通である、といった、科目ごとの内容から離れてより根元的な階層でのつまずきがあるとの意見が複数の教員からあがった。一部具体的な提案(基礎プログラミング I ではプログラムにコメントを書くことを必須にするのが良いか、ノートをとらせるのが良いのではないか等)も挙がったが、最終的にこのあたりのことについては当日のワークショップでは議論を収束させられず、特定の結論を得ることはできなかった。
FD/SD 活動に関しては継続的に観察し、議論を行うことが重要と考えられるため、結論が出ないことをおそれず、今後もこのような意見交換を続けて行くのが良いと考える。
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