研究室レポート

平井研究室

住空間におけるユビキタス環境の構築と応用

ユビキタス・コンピューティングの新しい可能性を浴室に探る。

研究室には多数のセンサ-が埋め込まれた家庭用浴室が実験設備として設置されており、より現実に近い環境でさまざまなアイディアを試すことができる。
身のまわりに設置されたコンピュータ同士が連携し、私たちの暮らしをより快適にサポートするという考え方を「ユビキタス・コンピューティング」と言います。住まいにおけるユビキタス・コンピューティングの可能性を追究している私の研究室では、人が一日の疲れを癒すスペースとしての浴室に注目。日常生活の落とし穴ともいえる入浴事故の防止のためにシャンプーボトルにICチップを取り付けて使用者の安全情報を外部からチェックできるようにしたり、浴槽の湯張りセンサ-で心拍数や呼吸数、お湯をかき回す勢いなどを測定し、またリラックス効果向上のため入浴者の状態に合わせて音楽を流したりするシステムの研究に取り組んでいます。このようなユビキタス環境の研究には、情報処理分野や工学分野と組み合わせて心理学分野やサウンドデザインに関する芸術分野など、多彩な分野からのアプローチが考えられます。学生のみなさんには既存の枠組みにとらわれず、多様な学問分野の英知を結集し、幅広い視野で新しい価値を見い出したり、課題の解決法を探る力を磨いてほしいと思っています。

伊藤研究室

物を見るための脳内情報処理メカニズムの研究

私たちが日々行っている「見る」という行為は、非常に高度な情報処理過程です。たとえば幾重にも描かれた円が背景の加工によってらせん状に見える「フレーザーのらせん」などに代表されるように、私たちは脳が情報処理した「結果」を見ているのです。研究室では、こうした高度な計算や情報処理を脳がどのように行っているかを検証しています。

岡田(英)研究室

情報機器・システムの「使いやすさ」

パソコンやインターネット、携帯電話が普及するなか、より使いやすい情報通信機器やシステムが求められています。研究室では、利用者の立場からこれらの新しい機器やシステムの使いやすさ(ユーザビリティ)、アクセスしやすさ(アクセシビリティ)を評価し問題点がないか調べたり、新しい評価方法を考えたりといった研究に取り組んでいます。パソコンやインターネット、携帯電話が普及するなか、より使いやすい情報通信機器やシステムが求められています。研究室では、利用者の立場からこれらの新しい機器やシステムの使いやすさ(ユーザビリティ)、アクセスしやすさ(アクセシビリティ)を評価し問題点がないか調べたり、新しい評価方法を考えたりといった研究に取り組んでいます。

河合研究室

情報検索、情報提供技術

情報検索や情報提供技術の研究を行っています。個々のユーザを満足させる「パーソナライゼーション」、効果的な情報検索などを行う「Webコンテンツの利活用」、画像や映像を提供する技術を開発する「異種メディアコンテンツとの融合」の3つのテーマのもと、大量の情報から必要な情報を見つけて有用な知識として提供する方法を模索しています。

小林研究室

ソフトウェア基礎理論・知的活動支援ソフトウェア

コンピュータと数学は深い関係にありますが、数学の証明にはコンピュータになじみにくい論法も存在します。そこで「コンピュータになじむ論法だけを使った数学はどんなものか」を分析、応用し、ソフトウェアを誤りなく生み出す研究に役立てたいと考えています。卒業研究では、学習支援ソフトや音楽演奏支援ソフトなどの制作も取り上げています。

上田研究室

人間と知的システムの共生

研究室では、ロボットと人間が会話するプログラムを開発し、ロボットが話しかける時の「しぐさ」が、人間に与える心理効果を調べる実験なども行っている。
人間の知性や感性 について深く知ること、そして人間と知的な振る舞いをするシステムとが、もっといい関係で共生して行けるようにするということをテーマとしています。具体的には知的なシステムと人間の間に通訳的な役割として存在する、もう一つの知的な存在としての音声対話ロボットを試作することを中心として研究を進めて行きます。
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