平成30年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「重点テーマ」

重点テーマ・目的・期待する効果等

(1)テーマ

授業に関する教員間の情報共有とその活性化および充実化—新学科移行に向けての学部専門導入教育を重点的に—

(2)目的

今学期重点テーマを実行する上、以下のような目的により、取り組みを行う。
第1に、学科再編後、カリキュラムのスムーズな移行を図るため、新カリキュラムと既存科目との関連性、配当学年などの変更点を踏まえ、関連科目担当教員間でその授業内容に関する情報共有と体系化を図る。
第2に、新任教員の早期授業適応と教育質の高いレベルでの均質化と授業に関する情報共有を図るため、春学期の早い時期(4~5月)に、新任教員に見学希望授業を選定してもらい、授業見学・意見交換の場を設け、本学部教育内容を早期に理解させ、教育の質の均質化と教育環境への早い適応を図る。また、公開授業を通じて全教員間で各授業に関する情報共有を徹底し、学部教育環境への理解と教育の質の改善を図る。
第3に、基礎専門科目の教育の質向上と充実化を図るため、昨年度と同様にイントロダクトリー科目と簿記などに焦点を当てる。
第4に、初年次の少人数科目である基礎セミナーにおいて、外部との連携によるクリティカルシンキング講座の実施と事前事後学習を統一的に実施し、初年次生の勉学への目標・方向性の明確化と自ら取り組む姿勢の確立を図る。また、「1」で課題として指摘した事前事後学習の大切さについて、初年次から徹底的に指導する。
第5に、教員による授業成果の確認と改善意識の向上を図るため、昨年度と同様に、「学習成果実感調査」の結果を個別教員ごとにデータを集計して個別に開示し、自発的な授業改善を促進することを図る(学部教育の平均と個人点のデータ開示)。

(3)期待する効果

上記の活動目標は基本的に前年度より継続されたものである。具体的には、①実践経営会計教育研究会(会計部門)の活動を通じて、会計科目のレベルに合った指導体制を維持・発展させることによる会計専門職を志向する学生の増加、履修人数の分散による教育の質向上、②イントロダクトリー科目を中心とした公開授業とワークショップの実施、ワークショップ内容の共有と参加度の向上、③新任教員に対する学部教育理念の浸透、④初年次生同士の相互学習と刺激を通じた、自主的かつ積極的な授業姿勢の向上、⑤各教員の授業改善の意識の向上などが期待される。
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