平成28年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「中間報告書」

1.「学習成果実感調査」についての分析結果

経営学部では1年生向けの「イントロダクトリー科目」および「イントロダクトリー科目以外の講義科目」についてアンケート調査を行った。設問7「総合的に見てこの科目の履修に満足している」の学部平均(出席回数80%以上を対象)において、イントロ科目では4.13(昨年4.11、一昨年3.94)、イントロ科目以外の講義科目では3.94(昨年3.90)であり、昨年度と全学平均を上回り、改善・向上できる良い結果となった。その他の項目については、今後精査して改善を行いたい。主に(1) イントロ科目およびイントロ科目以外の講義科目の共通課題として、「身に付く力」が実感できたかということに関連し、全学平均より高くやや満足できる結果ではあるが、継続的に取り組む課題であろう。イントロダクトリー科目が学科選択に役立った(4.11)ことが伺える。昨年度の課題であった、①学生諸君へのシラバスに対する認識の徹底化、②事前にシラバスを読んだということに関しては、イントロ科目が3.84、イントロ以外科目が4.14の結果であった。一定の改善が見られるものの、低学年に対して事前にシラバスを読むようにすることが課題になる。他方、依然として準備学習に対する時間や重要性に関する項目が他の項目に比べて低く、学習時間が足りないのがわかる。教育の質向上のため、シラバスのチェックや事前学習を促すと同時に、授業方法などについての工夫が必要であり、より主体的な学習を促す必要がある。

2.「公開授業&ワークショップ」についての成果報告

(1)参加人数

  1. 「公開授業」:4名の新任教員が希望した下記の授業で実施
    ①2016年4月18日(月)2限「会計ファイナンス入門」中井 透 教授
    ②2016年4月19日(火)2限「組織間関係論」佐々木 利廣 教授
    ③2016年4月19日(木)2限「マーケティング概論」福冨 言 准教授
    ④2016年4月26日(火)4限「サプライチェーンマネジメント論」中野 幹久 教授
  2. 「ワークショップ」:5月11日(水)13:00~15:30 実施
    教職員9名(教員8名、職員1名)が出席

(2) ワークショップでの意見交換内容

インタラクションのある授業の運営、授業の目標の明確化のための工夫、その他 moodle、SNSなどITの活用、学生の質と状態、評価方法などについて意見交換を行った。また、少人数授業(演習等)の運営や課題について情報共有を行う意見交換会の必要性を確認し、秋学期に実施することとした。
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