理学部数理科学科 学生向け談話会のお知らせ(2009.06.24)
次の要領で学生のための本校教員による談話会を開催します。
多くの学生の方々の参加をお待ちしています。
日時 | 2009年6月24日(水) 13:15〜14:45 6月3日より24日に日時が変更になりました |
---|---|
場所 | 京都産業大学 2号館3階会議室 |
講演者 | 平井 悦子 教授 |
対象 | 本学学生 |
講演要旨
正則写像について
一変数の定数でない正則関数(微分可能な関数)f による写像を考えるとき、「開集合の像集合は開集合」であり、「f ' 0(a) 6 0 である点a においては、f は等角性を持つ」などの性質を持っている。また「複素平面をそれ自身に正則写像によって、一対一に移すとき、その写像関数は一次式である」、「複素平面全体ではない単連結な領域は単位円板上に一対一に移すことができる(リーマンの写像定理)」などが解っている。
多変数の複素空間からそれ自身への写像については、様子が完全に変わる。この周辺の問題について、一変数との違いを見ながら話をする。
多くの学生の方々の参加をお待ちしています。
数理科学科 主任
談話会委員