物理科学科セミナーご案内(2007年11月7日)
終了致しました
以下の要領でに物理科学科のセミナーを開催します。
奮ってご参集下さいますようご案内申し上げます。
日時 | 2007年11月7日(水)13時15分〜 |
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場所 | 京都産業大学理学部会議室(2号館3階) |
講師 | 小出義夫(IHERP 招聘教授, 大阪大学) |
講演題目 | フレーバー物理への招待 ー 質量と混合を手がかりとして ー |
対象 | 本学教員・学部生・大学院生 |
講演要旨
物質の基本構成粒子であるクォークとレプトンの持つ性質(量子数)のうち,荷電スピン( SU(2)L )とカラー( SU(3)c ) は,「大統一理論(GUT)」による統一的理解が有望視されている。(さらには,超対称性理論,ストリング理論,果ては余次元理論へと進展している.)しかし,フレーバーについては,あまりにも謎が多すぎて,GUT などの理論の枠内への組み込みにまだ成功していない.フレーバーとは何か? 何が謎なのか? それらについて,初歩的なところからスタートして,フレーバー研究の現状を紹介する.と言っても,フレーバー物理のすべてに渡って紹介することは時間的に不可能なので,研究の現状の紹介では,フレーバー物理最大の謎である「質量と混合」(時間が許せば,混合においては,CPの「破れ」にも言及したい)の問題を中心に話をしたい。
物理科学科