結果分析・改善計画(平成25年度 春学期)

1.結果の総評

 理学部のBアンケート回収率は約59.2%であつた。授業への出席頻度は全学平均を上回っているが、「シラバスを活用」する頻度では昨年度と同様に全学平均を下回っている。「学びの面白さ」、「満足度」を感じる学生、授業内容の理解をしたと言う学生は〜55%であった。昨年度と同様に、実習・演習科目は「講義内容を深める」ことを実感している学生が多い科目である。学科別に、基礎(コア)科目の満足度をみると、数理科学科では77%、物理科学科では64% であった。

2.調査結果にみられる本学部授業の課題

 実習・演習科目の「満足度・理解度」は基礎科目の講義に比べて60%強と高い。他の専門科目もおおむね学生に受け入れられていると判断できる。しかし、専門性が高い専門科目については、科目により「満足度」は異なる。「この授業の目的とする内容を理解できたか」の問に対して「そう思う」「強く思う」学生が20%以下の科目もある。授業の進め方、教え方に教員の工夫が必要であろう。
 基礎科目(コア科目)の学力レベルの到達目標(60%、80%)はすでに各学科で策定している。現在の抽象的なアンケート項目をさらに詳細な項目で行えば、「講義内容の理解度」を高める可能性があるが、個々の教員の努力に依存することになる。

3.2の各項目についての改善計画

 基礎科目の講義、実習・演習科目の満足度・理解度を上げるためには、本学部の利点である少人数教育をさらに進めて、能力別少人数セミナーなどを進めるべきであろう。
 能力別に行う「大学数学の基礎」の満足度が高い事実から判断しても、この点は妥当であろう。

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