高谷康太郎 准教授

理学部 宇宙物理・気象学科

高谷康太郎 准教授

明日の天気を予測することは、人類の未来を知ること。

太古の昔から人類は、「明日の天気」を知ろうと、天文学や物理学、化学、統計学と、あらゆる叡智を傾けてきた。21世紀の現代もなお、最先端のテクノロジーを結集させた地球シミュレータや気象衛星などを駆使し、天気の予測に心血を注ぐ。それほどに「気象」は、人類の関心の的であり続けている。しかし、その現象を起こす仕組みは、生命の営みにも似た複雑さをもち、未だ多く謎に満ち満ちている。だからこそロマンがある。京都産業大学高谷研究室は、地球規模の大気循環と気候との関連を探り、異常気象を含めた気候変動の仕組みの解明に挑む。それは天候に運命を左右されてきた人類の究極の夢への挑戦でもある。

明日の天気を予測することは、
人類の未来を知ること。

太古の昔から人類は、「明日の天気」を知ろうと、天文学や物理学、化学、統計学と、あらゆる叡智を傾けてきた。21世紀の現代もなお、最先端のテクノロジーを結集させた地球シミュレータや気象衛星などを駆使し、天気の予測に心血を注ぐ。それほどに「気象」は、人類の関心の的であり続けている。しかし、その現象を起こす仕組みは、生命の営みにも似た複雑さをもち、未だ多く謎に満ち満ちている。だからこそロマンがある。京都産業大学高谷研究室は、地球規模の大気循環と気候との関連を探り、異常気象を含めた気候変動の仕組みの解明に挑む。それは天候に運命を左右されてきた人類の究極の夢への挑戦でもある。

Toward the unknown Universe

-Challenging Voice-  学生インタビュー

躍動する青き地球(ほし)の、謎に挑む。

研究テーマは「気候変動」。私たちが対象とするのは、1か月先、1年先の気象、最長でも10年、20年ほどの間に起きる気候の変化です。その変化は、46億年に及ぶ地球の歴史からすれば一瞬の出来事ですが、私たちの暮らしや経済に直接的な影響を与えます。とくに最近では、世界各地で異常気象(過去30年の気候に対して著しい偏りを示した天候)の頻発と、その規模の大きさが懸念されており、この期間における気候変動の仕組みを明らかにし、将来を予測する研究に世界の注目が集っています。

空の上に、さらに謎に満ちた
世界が広がっている。

日々の天気の変化は対流圏、つまり地表から上空12kmくらいのところで起きています。高気圧や低気圧が生まれ、台風が発生するのもこの領域。しかし、その上空に位置する成層圏(高度約12〜50km)では、まったく異なる大気の流れがあります。赤道付近から空気が南北に向かい、北極・南極付近で下降する「ブリューワー・ドブソン循環」と呼ばれる大循環です。私は、これこそが1つの季節の中での気候変動を引き起こす主因の一つだと考えています。実際、気候変動に影響を与えているといわれる大気中のオゾンやメタンなどの化学物質も、この循環に沿って地球全体に運ばれているのです。

常識を疑い、考え抜くことが
新たな発見の糸口に。

4年次の「特別研究※」ではまず、こうした地球規模の大気の循環と気候との関連について学びます。その上で、独自のテーマを見つけ、さらに研究を深めていきます。気象現象は誰にも身近なものですが、それが起こる仕組みは想像以上に複雑で、解明されていないことも多いのも事実です。また、身近なだけに、「解ったつもり」になりやすい学問でもあります。気象学を学ぶ上で大切なのは、この常識を疑ってみること。自分が解っていないことを知ることから気象学は始まります。そして、あらゆる可能性について考え抜く姿勢が必要です。それでも解らなければ、実験や観察を通して新たな知見を得ていく。そして、さらに考える。この繰り返しの中に新たな発見があり、課題解決の糸口があります。

大自然の不思議への挑戦が、
未来のあなたをつくる。

ぜひ、ここでの研究を通して、常識に囚われない自由な視座と、解決をめざして徹底的に考え抜く姿勢を身につけてください。こうした論理的な思考や課題解決への姿勢こそが、社会が理系産業人に求めるものであろうと考えるからです。例えば、企業が新製品を開発する上でも、新たなプロジェクトを推進する際にも、こうした課題解決の一連のアプローチを行っています。研究によってその訓練をしているのが、理学部生の強みであり、社会から求められている大きなものだと思います。大自然の不思議に挑む、そのことがきっと、あなたを大きく成長させてくれるでしょう。

※特別研究では、教員の指導を受けて研究を深め、各自が研究テーマを設定し、卒業論文を仕上げます。理学部における4年間の学びの集大成となります。

Challenging Voice

未知への探究と新たな出会いが
好奇心を駆り立てる!

物理科学科4年

井本 裕貴さん

今は、成層圏における「ブリューワー・ドブソン循環」に興味をもっています。この成層圏での大気の流れは、オゾンなどいろいろな物質の輸送に非常に重要な役割を果たしていることは知られていますが、それほど研究が進んでいません。気象の中でも未知、未開拓な部分を探究していくことにわくわくしています。特別研究はスタートしたばかりですが、気象という、肌で感じられる身近な物理現象を学ぶことはとても興味深く、高谷先生のお話も毎回驚くことばかりです。京都産業大学の理学部では地球の気象だけでなく、火星や金星など他の惑星の気象を研究しているグループもあります。さらに、天文や物理、数理など多様な研究グループが交流しています。また文系も理系も校舎が一緒なので、多様な考え方をもつ人と話をする機会が多くあります。学部学科が違うだけで考え方が違うこともあり、そこには新しい発見もある。高校生の皆さんには、ぜひここで多くの出会いをしてほしいです。積極的に多くの人と関わることで、さらに自身の成長も実感できるはずだと思います。

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