教員紹介棚橋 靖行

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棚橋 靖行TANAHASHI YASUYUKI

総合生命科学部 動物生命医科学科 准教授

専門分野
獣医薬理学

研究テーマ・内容

過敏性腸症候群
「腸管の運動制御メカニズムの解明」
試験の前など、緊張すると必ずお腹が痛くなる方はいませんか?それは「過敏性腸症候群」という病気かもしれません。この病気のはっきりとした原因はいまだに明らかにされていませんが、ストレスによって腸の運動がおかしくなり、その結果、腹痛、下痢、便秘などの消化器症状が引き起こされると考えられています。我々の研究の最終目標はこの病気に対する新しい薬の開発や治療法を確立することです。この目標を達成するには、まず正常な腸の運動について知る必要があります。しかし、腸の運動は様々な神経やホルモンなどによって複雑に調節されているため、その全容はいまだに明らかにされていません。そこで、我々の研究室では、これらの点を明らかにするために様々な機能蛋白質に作用する薬などを用いて研究を行っています。将来、受験生が試験前にトイレに駆け込む姿が無くなる事を夢見ながら…

担当科目

春学期

化学通論A、科学英語III、動物医科学概論、薬理学・毒性学、応用特別研究1・2

秋学期

化学通論B、基礎特別研究、薬理・免疫毒性学実習、応用特別研究1・2

プロフィール

生まれも育ちも愛知県名古屋市という生粋の名古屋人です(そのため私の講義では名古屋弁が飛び交います)。私は岐阜大学・農学部・獣医学科を卒業し、その後、同大学大学院に進学して、「腸管の運動メカニズム」に関する研究に取りくみました。また、大学院在学中には動物病院にも勤務し、実際に犬・猫の診療に携わりました。今では臨床の現場に立つことはありませんが、動物病院における経験は色々な場面で私の役に立っています。

受験生と分属前学生へのメッセージ

まず、目標を作りましょう!次に自身が掲げた目標を毎日5回は心の中で強く唱えてみてください。そうすれば、体が自然にその目標に向かって突き動かされていくはずです。目標に向かって突き進む、そんな皆さんが来るのを待っています!

研究室の構成、様子、特別行事など

研究室に所属する学生さん達は、毎日、与えられたテーマに沿って主体的に実験に取り組んでいます。また、得られたデータや他の研究者が書いた論文などについて、教員間、学生間で定期的にディスカッションする時間をできるだけ多く取るようにしています。私の研究室は本学の他の研究室だけではなく、岐阜大学・獣医薬理学研究室、Leeds大学など学外の研究室とも共同研究を行っています。また、研究だけではなく、バーベキュー、松の浦合宿などのイベントを学生さんたちに企画・開催してもらっています。これは、大学の研究室は研究の場としてだけではなく、人間形成の場でもあると思うからです。

連絡先:15号館 地下1階 15B19研究室
E-mail:


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