総合生命科学部 バイオフォーラム2014 開催(2015.02.04)

 最先端の生命科学研究に触れてみませんか

動物ワクチン世界の将来

日時 2015年2月4日(水)
【開場】13:00〜 【開演】13:15〜14:45
場所 京都産業大学 15号館1階15102セミナー室
交通 ※キャンパス内に駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください。
交通アクセス
備考 事前申込不要・入場無料・一般の方の参加歓迎
主催 京都産業大学 総合生命科学部

講師

種子野 章 氏
(ワクチノーバ株式会社 代表取締役社長 獣医学博士)

 第二次世界大戦後、長い間日本国内において使用されてきた大部分の動物用ワクチンは、国内のメーカーによって開発され、製造され、その品質が国の機関によって保証されてきた。その結果、勝れた品質で、効果の大きいワクチンが製造されてきた。
 しかし、この世界にも貿易自由化の波が押し寄せ、欧米の巨大なワクチンメーカーが日本国内の市場に参入してきた。価格が国内産のワクチンに比べ安価であることから、国内の畜産・家きん業界で受け入れられた。国内市場では、現在国内ワクチンメーカーと海外ワクチンメーカーが競って販売を行っている。
 一方、アジア諸国での発展が著しく、各国の畜産業も急速に成長している。したがって、動物用ワクチンの需要も急速に伸びている。国内及び海外ワクチンメーカーはともにアジアの畜産業を注目している。アジア諸国の市場にいかにして進出するのかさらに競合が激化することが予想される。
 長い間、鶏病研究および動物用ワクチン開発に携わってきた私が、どのようなこの世界の将来像を描いているのか紹介したい。


 
PAGE TOP