総合生命科学部 バイオフォーラム2013 開催報告(2014.01.08)

 1月8日15号館15102セミナー室において、総合生命科学部バイオフォーラムが開催された。

 (独)農業生物資源研究所・主任研究員、矢用健一先生をお招きし、家畜を対象としたアニマルウエルフェア(快適性に配慮した飼養管理)とこれに関連する基礎研究の成果についてご講演いただきました。

 講演の中では、はじめにアニマルウエルフェアの骨格となる概念(飢餓や渇きからの自由など、5つの自由)を解説いただいた後、

  1. 欧州におけるアニマルウエルフェアに配慮した家畜の飼育管理の現状、
  2. 家畜が快適な状態で飼育されていることを評価するための科学的評価法の必要性、
  3. 脳内のオキシトシンによるウシのストレス反応の抑制、オキシトシン機能と遺伝子の変異(多型)などについて、

 科学的知見を交えて幅広くお話いただきました。

 講演後、参加された皆さんから多くの質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。

 アニマルウエルフェアについて多くの関心が寄せられていることを改めて認識するバイオフォーラムとなりました。

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