通訳サポート事業参加の感想

イタリア語専修4年生 福永 有利子

 私は、11月中旬から3週間、ニッコロさんの通訳サポーターとして、清水焼団地での陶器の職人さんとコラボレーションとTASKの学生さんとの共同制作に参加させていただきました。 ニッコロさんは磁器デザイナーでもあり、また建築、インテリア、写真も手がける、新進気鋭のアーティストさんです。

 

 この事業が始まる前まで、彼らに関する情報がほとんどなく、顔もわかりませんでした。なので、私は“イタリア人デザイナーっていうぐらいだし、気難しくって、ちょっとまちがっただけでも怒られそう・・・”と思い込んでいました。また、イタリアに約1年留学していましたが、それももう1年ぐらい前のこと。日々忘れていく一方のイタリア語にも全く自信がありませんでした。

 

 しかし、空港で出会った彼らは私の予想とはかけ離れていました。2人ともとっても気さくで、初対面にも関わらず冗談を言って場を和ませてくれました。また、ニッコロさんは、私たちに分かりやすいようゆっくりと簡単な単語で話してくれました。 

 

 本格的にコラボレーションが始まり、通訳することも、専門用語や技術に関することになり、日本語でも説明することが難しいようなものもありました。細かい部分がうまく伝えられず、職人さんたちや仲間に迷惑のかけっぱなしでした。しかし、職人さん同士は絵や手振りで理解しあっていて、まさに芸術は言葉の壁を越えることを体感しました。作品が出来上がっていくにつれて、職人さんとニッコロさんの息もぴったり合ってきて、いつの間にか毎日がすごく楽しく、充実していて、3週間があっという間に過ぎていました。コラボ作品はまだ未完成ですが、みんなすばらしいものになると確信できるものになりました。

 

 このプロジェクトを通して、普段見られないような京都の伝統工芸の制作現場を見ることができたり、職人さんのお話を聞くことができました。サポーターをしてなかったら絶対に知り合えない人達に出会え、このことは、私の視野を大きく広げ、これからの人生に役立つとてもいい経験になりました。また、うまくイタリア語を話せなかった悔しさから、イタリア語の学習意欲も再び持つことができました。

 

そして、このプロジェクトに参加し、一緒にがんばった仲間との絆は一生ものです! 私の宝物です。

 

最後に、このプロジェクトに関わった全ての人に感謝のことばを。

 

“Grazie mille!!” ほんとうにありがとうございました。

 
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