2006年度神山祭 今井ゼミナール部展
「ラテンアメリカの今、その光と影」

 今回の神山祭で、私たち今井ゼミナールは授業を通じて学んでいるラテンアメリカに視点を置き、日本ではあまり知られていないラテンアメリカ諸国の今を明るい部分、そして暗い闇の部分に分けて展示しました。

 部展をするにあたって、私たちにも知識が足りない事を痛感し、準備をする中で新しく学ぶことも多くあったと思います。
 展示会場の教室を4つのスペースに分け、ラテンアメリカを代表するスポーツであるサッカー、サルサ、タンゴなど多くのジャンルを持つラテンミュージック、グアテマラ、ブラジルなど中南米原産のコーヒーの試飲、そして暗い闇の部分ではコロンビアを中心として世界に流通している麻薬、貧困問題、先住民問題に取り組みました。

 部展をやるからにはとことんやりたい、多くの人にラテンアメリカについて知ってもらいたい、そんな気持ちを持った学生が集まるわけで、準備をする上で意見のくい違いや、衝突があったことも確かです。手続きが上手く進まず話し合いを何度も重ねたり、時には朝から夜遅くまで学校に残って準備もしました。「部展をやる」と、簡単に言えることですが、準備がこんなにも大変なのかと実感する毎日でした。しかし、「自分達が楽しんで、納得のいく最高の部展を」という目標はみんな同じでした。だからこそ、学生生活で心に残る部展ができたのだと思います。

 神山祭期間中は、多くの方々がお越しくださり、音楽の視聴、サッカーゲーム、コーヒーの試飲、先住民の生活風景や麻薬問題についての写真の展示などを真剣に見てくださり、そして何よりラテンアメリカについて少しでも興味、知識を持ってくれた事がとても嬉しいことです。スペイン語専修の卒業生の方、産大卒業生の方もお越しくださり、改めて産大ネットワークの大きさ、広さ、人の繋がりも実感することができました。

 今回の部展を通じて、学生それぞれ学ぶことは多くあったと思います。これだけ毎日学校に来ることはなかったと感じる人、学生生活で一番力を入れた事だったと感じる人、ラテンアメリカについて更に興味を持った人、新しい自分の一面を発見した人、今までよりも更にみんなと友情を築けたこと、とても充実した時間を過ごせたこと。今回の神山祭でこの部展をやってよかったと心から思います。そして、スペイン語専修に入ってよかったとみんなが感じています。

先輩方から代々受け継がれている今井ゼミナールの部展がこれからも長く続くよう、願っています。

言語学科 スペイン語専修 甲本磨衣




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