授業レポート

現代の民族・エスニック問題

日本の国内外に存在する民族問題から、国際社会を考える。

演習:北澤義之先生

このゼミでは、まず私の専門であるアラブ諸国やイランなど中東の民族問題に関する文献を読み、中東地域について理解を深めます。その上で、地域を問わず、学生が興味のある現代の民族に関する問題を取り上げて発表を行い、さらにそれに関するディスカッションを行います。民族問題というと海外に目が向きがちかもしれませんが、実は日本国内にも数多くの民族問題が存在しています。例えばこれまでに学生が選んだテーマにも「日本の移民労働者」「アイヌ民族の問題」などがあります。国際社会は必ずしも日本の外にあるものではなく、日本自体が既に国際社会なのです。英語を話さなくても私たちは国際社会で生きていけますが外国語の運用能力の修得はもちろん重要です。言語は世界に暮らす人と社会を学ぶ手段と捉え、民族や国民、国際社会への考察を深めてほしいと思います。

外国語学部教授 北澤義之

北澤義之 教授

北澤ゼミ

研究内容について持ち回りでプレゼンテーションし、その報告をもとに議論を行う。回数を重ねる毎に、自分の意見をしっかりと主張することに慣れ、議論が白熱する。


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