サンディエゴ便り(藤田 敬太:国際関係学科3年)

外国語学部国際関係学科3年 藤田 敬太

 今、私は、派遣留学生として、アメリカ・カリフォルニア州のサンディエゴにあるサンディエゴ州立大学のALI(アメリカンランゲージインスティチュート)という語学学校で英語の勉強をしています。この学校では、5割ほどは中東からの留学生で、プログラムによっては7割ほどが中東からの留学生によって占められています。また、中国の留学生も多いため、正直なところ、語学学校ではアラビア語や中国語がよく聞こえてきます。とは言っても、留学初旬の8月から12月ころまでの夏セメスターでは、日本人の留学生もたくさんいました。語学学校に行っている間は、こういった環境から不満な時期もありましたが、この学校は現地の人が通う大学内にあるので、その気になれば、州立大学の学生達との交流もできます。この学校では、日本語の授業も行われているので、日本に興味のある人もいます。私は、そういった人達と友達になり、そこから、彼らの友達とも交流の輪を広げていきました。今では、頼れるアメリカ人の友達もでき、充実した毎日を送れるようになりました。

 サンディエゴはロサンゼルスに近いので、日帰りは少ししんどいですが、週末を利用して簡単に遊びに行くことができます。ロサンゼルスといえばハリウッドやステイブルスセンターなど、見るところもたくさんありますし、ディズニーランドの含め、いくつかのテーマパークも周辺に点在しています。このあたりは、ビーチも有名です。サンディエゴ州立大学の学生たちも、ALIの留学生も、一週間ほどの休みがあると、ラスベガスに行く人も少なくありません。ただ、ロサンゼルスでは、何をするにも21歳以上であることが満喫するための条件のようです。

 また、このサンディエゴは、メキシコとの国境まで、車でいくと30分くらいでたどり着けます。国境沿いにあるティファナというところはメキシコ国内でも麻薬や貧困の差などで、まだまだ危険とされているようで、アメリカ人たちでもあまり行かないところです。そういったところですが、国境をみたのは初めてで、興味深かったです。一番驚いたのは、アメリカからメキシコに徒歩で入る時、何のチェックもされないことでした。

 こちらに来てから、半年以上が経ち、初めの時期はトラブルなどで、少しつらい時期もありましたが、今では落ち着き、こちらの生活も安定してきました。あっという間に時間は経ち、残りほんのわずかとなりましたが、最後まで色々なことに前向きに取り組み、できるだけのことをして帰国の日を迎えたいとと思っています。

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