リバーサイド便り(小池有:国際関係学科3年)

外国語学部国際関係学科3年 小池 有

 私は現在、アメリカ合衆国カリフォルニア州のリバーサイドという町にある、カリフォルニア大学リバーサイド校(University of California Riverside)に派遣留学をしています。リバーサイドは、ロサンジェルスから車で1時間ほどのところにある比較的小さな町で、馬や牛、野生のウサギなどたくさんの動物と自然に囲まれています。朝晩と日中の気温の差が大きく、日中は学校へ行くだけでも日焼けしてしまうほど日差しが強い気候です。

 アメリカに来てから4カ月が経とうとしていますが、この4カ月でたくさんのことを経験しました。初めの1ヶ月は、本当に9ヶ月間やっていけるのかどうか毎日不安で仕方がありませんでした。私はホームステイをしているのですが、毎日の料理は量も質も日本とは違いますし、言葉の通じない慣れない環境の中で生活することがどれほど大変か、痛いほどわかった気がします。それでも、留学2ヵ月目に入った頃から周りの雰囲気に慣れ始め、違う国の友達もでき、アメリカでの生活が楽しくなり始めました。それからは、世界各国から来ている留学生と共に食事をしたり、遊びに出掛けたりと、充実した日々を過ごせたと思います。

6月には春学期(Spring Quarter)が終了し、夏休みがありました。私はカナダへ留学中の友人に会いに行ったのですが、飛行機の手配に苦戦したり、ホテルまでの道のりで迷子になったり、空港の税関で膨大な質問をされるなど、大変なこともありましたが、もちろん素敵な思い出を作ることもできて、良い経験になったと思います。

 そんな夏休みも終わり、7月中旬から夏学期(Summer Quarter)が始まりました。前の学期よりはるかにレベルアップしたクラスの中で、悪戦苦闘しながら毎日を過ごしています。英語の授業の内容は、アメリカの大学の学部への進学を目的として文章力、読解力、文法理解を身につけるレベルのもので、毎日たくさんの課題に追われていますが、同時に、改めて自分の今の英語力の不十分さを実感することができ、勉強への意欲向上にもつながっています。また、選択クラスで国際関係論(International Relations)の授業も受けています。

 ホームステイ先では、素敵なアメリカ人の家庭にお世話になり、毎日楽しい生活を送っています。私のホストファミリーはとても良い人で、休みの日はビーチや観光に連れて行ってくれたりパーティを開いてくれたりと、アメリカの文化を学ぶこともできています。このように、勉強面でも生活面でも恵まれた環境を与えられていることに感謝して、残りの5ヵ月間を有意義に過ごしていきたいと思います。(2011年8月)


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