ユヴァスキュラ便り5(蔵中孝太:国際関係学科3年鈴井ゼミ)

外国語学部国際関係学科3年(鈴井ゼミ) 蔵中 孝太

 交換留学プログラムも後半期にはいり、遂に2011年が幕を開けました。12月末の冬期休暇を利用してヨーロッパの国々を旅行したのですが、年越しの際はここフィンランドで年を越すことになりました。人生で初めての海外での年越しは貴重な思い出として心に残ることと思います。

 1月ということで、新たなセメスターの始まりと同時に前学期までいた学生はユヴァスキュラ大学でのプログラムを終えてそれぞれの国へ、そして、入れ替わりに新しい留学生がこのユヴァスキュラの町にやってきました。フィンランド、特にユヴァスキュラ大学は交換留学制度がさかんな大学で、世界中の様々な国から数多くの留学生を受け入れていることもあり、各国の文化や慣習を知ることができると同時に、国際感覚を身につけることができると感じています。

 残る留学生活も半分を切った中、学業への集中と同時に就職活動への準備も同時にスタートということで、日々専攻学科の勉強と同時に、企業研究や筆記試験対策に追われています。このフィンランドでの1年間の留学を最良の形で就職に活かすことができるようにこちらでの勉学を疎かにしない程度に全力で取り組もうと思っています。

 また、1月は授業が開始されたのですが、履修上の関係であまり授業がなかった為、月末の約10日間を利用してイタリアとドイツに旅行に行ってきました。イタリアではローマはもちろんのこと、「ナポリを見てから死ね」という言葉で有名なナポリ、そしてアマルフィーを訪れ、海岸沿いの絶景を観光して一生ものの思い出となりました。旅行へはバックパック一つ背負って一泊10ユーロ程のユースホステルに連泊しました。

 そのなかで、様々な国の人々と出会い、英語で話し、一緒に食事をしたりして英語が使えることでこんなにも世界の人々の貴重な話や体験を生の耳で聞くことができるのかということを改めて実感したと同時に、出会った人々の中では世界中を旅している人や、カナダで科学者として働いていて休暇を利用して旅をしている人などほんとうに幅広く、自分の視野や価値観も旅行をすることで広がっていっているような気がしました。

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