050929 3年次・片野至訳

2005年9月29日付コンパス紙より

9月28日、水曜日、北スマトラの避難テントで生後8ヶ月の赤ちゃん、トーマス・タンジュンが息を引き取った。同テントにおけるここ3ヶ月の犠牲者の5人目である。ニアスの避難テントでは熱病による被害者が後を絶たず、ニアスの県庁の報道部長は、現地の被災者の現状を認めた。熱病の犠牲者は治療費が足りず、満足な治療を受けられなかった。治療費の問題は熱病にかかった子供の両親にとって深刻である。


トーマスの父親、イワンの話によると、テント避難地は衛生面が非常に悪く、それが多くの子供が熱病にかかる原因となっている。テント避難地の74世帯に水を分配することが決められ、そのため、水の供給は非常に限られている。ニアスのテント避難地ではドナー援助もほとんど行われていない。


(2005年12月20日、3年次・片野至訳)

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