050418 4年次・田中怜訳

2005年4月18日付コンパス紙より

スマトラ島からの船が不足した結果、スマトラ島北部のシボルガ市ではニアス島の地震被災者たちに分配するための救援物資が、迅速に運ぶことが出来ず、本当に必要としている被災者に分配出来ないでいる。その救援物資の多くは現在、シボルガとブラワンに山積している。


ニアス島の県知事であるビナハティ・バエラは4月17日(日)にニアスの地震被災者のための救援物資のほとんどはシボルガとブラワンにまだ山積している、と表明した。そして、現在シボルガからニアス島にその救援物資を運ぶ為の船は2つで、KMブラナックとKMブラウだけであるということだ。シボルガとニアス島の間は130キロメートル、80マイルの距離があり、約8時間かかる。


彼によると救援物資の流れをより円滑にするには、今、運ぶ為の道具の増加が必要だそうだ。そして少なくとも、スマトラの陸からニアスへ救援物資を運ぶ為の船は3隻必要だということだ。


一方、昨日エディ・フェルナンディ西部艦隊情報部長はジャーナリズム報道を通じて、次のように話した。昨日の日曜日にコリンラミル埠頭から出発したウマール・アリフ船長に率いられる504号インドネシア共和国船はジャカルタ、ボゴール、バンドンの大学生ボランティア107名をニアス島の地震被災者の為の400トンの救援物資と共に連れて行った。運ばれた救援物資は食料と飲料が8116段ボール箱、265段ボール箱の薬、816袋の衣類、台所道具、マンディー(シャワー)道具、その他の道具、さらに37トンのお米である。


救援物資を運ぶ船の増加のほかに、州知事はニアス島の復興のためには重機器の増加も必要であるとも、語った。その重機器とは、マグニチュード8.7もの地震の結果壊れた、町の清掃や道路の修理の為の道具のことである。


その間も、ニアス島を揺らし続ける余震は、今のところ、崩壊をもたらしてはない。しかしながら、住民は今もなお、地震が津波を起こさせるかもしれないというパニックと恐怖に脅かされている。


ニアスの気象台長によれば、先週の土曜の夜中のマグニチュード6.2の余震による被害報告は日曜日現在はまだない、ということである。住民は丘の上やより高い場所に避難するために走ったそうだ。


食料の救援物資の配給にも道で救援物資の略奪が止まないという困難に直面している。この行動はニアス県と南ニアス県で起こったと報じられている。


(2005年7月31日、4年次・田中怜訳)

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