050414 4年次・大平妙子訳

2005年4月14日付コンパス紙より

地震と津波の何百家族もの犠牲者は政府から毎日の生活や彼らの子供を学校に行かせるための生活保障をまだ割り当てられていない。


水曜(4月13日)、大アチェ県、ロンガ郡の避難民は言う、今日まで政府からの何の援助も受け取っていないと。「私たちは2ヶ月以上も避難テントに住んでいるのに政府は私たちに関心が足りない。私たちのすべての家や財産が津波のせいでなくなったのに。」と大アチェ県、ラムクルエット村出身の避難民、ハスバラッさん(36)は話した。


彼らは外国や国内のNGOから生活のための米・おかず・灯油等のいろいろな援助を受け取っている。「もちろん食料やテントの援助はあるが、それは政府からではない。」とハスバラッさんは話した。


「政府は1日3000ルピアの生活保障を与える、という情報を私たちは聞いた。でもまだに実現していない。」とアブドゥラッさん(35)は話した。


津波の犠牲者たちへの生活保障の割り当てなどのいろいろな援助の分配が行き渡っていない。大アチェ県、ラムクルエット村では例えばそこに住む800人以上の避難民が政府から生活保障も含め何の援助も受け取っていない。「生活保障のお金の割り当てが行き渡っていない。もし他の地域で生活保障を受け取っていて私たちが受け取っていないなら不公平だ。」アブドゥラッさんは話した。


津波の犠牲者は日々の生活に欠かせない現金、例えば子供たちを学校に送迎するための交通費などをとても必要としていると訴える。避難民たち、特に津波災害で夫を亡くして未亡人となった女性は現金を持っていない中で、食料以外の生活必需品を満たすのは困難である。


大アチェ県、ロンガ郡出身のサルッ・マフムドさん(37)によると津波災害の結果、一部の人が仕事を失った。「一番の被害者は未亡人とその子供たちだ。家族を養う役割だった夫が津波災害で死んだからだ。」


(2005年7月31日、4年次・大平妙子訳)

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