050228 3年次・田中亮太訳

2005年2月28日付デワン・マシャラカット(マレーシア)より

津波とは日本語からきている。港という意味の“つ”と、“波”である。活火山の爆発と海の底の地震によって引き起こされる大きな波はよく日本に起こる現象である。日本のような島国にとってよくその大きな波が押し寄せてくる場所は波が入りやすいような形をした港である。


今回の悲劇で最も明らかなことは、北スマトラの海岸の外での地震の後は、インド洋で大きな波が起こる可能性があるということを予知しなかったことと、避難命令を出さなかったことである。世界の色々な地震センターによってその海底でのとても大きな地震は知らされていたにもかかわらず、大きな波が襲う可能性についてどんな明らかな処置も警告もなかったのである。


私達が知っているように、自然の出来事は何億年もの時を経た地震、火山の爆発、強烈な台風、そして大きな波と関わりを持っている。このプロセスはより小さいスケールになっているにも関わらず今日までも続いているのである。火山は爆発し続け、地震はほぼいつの時代にもおこり、強烈な台風は襲い続け、地球温暖化は北極や南極大陸の氷を溶かすであろうと心配されている。この最後の現象(地球温暖化)は海岸に沿った低い地域での洪水や、海の水温へ影響を与え始めているとも言われている。


2004年の12月26日、日曜日の朝8時に起こった悲劇は、その後もし人間社会がこのまま周りの自然への出来事に団結して処置することに失敗し続ければ、これから起こるであろう災害の兆候の始めとして記述されるであろう。


(2005年7月31日、3年次・田中亮太訳)

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