050225 3年次・黒嶋賛二訳

2005年2月25日付ブリタソレ紙より

地震と津波の犠牲となったアチェの人全員が、津波によって押し流されてしまったたくさんの礼拝の道具を必要としている。すべての被害者が腰布や、ペチ(インドネシア人がよくかぶる縁なし帽子)やサジャダ(お祈りの時に使うむしろ)やムクナ(お祈りの時にかぶる婦人用のベ-ル)や、コ-ランといったものを求めていると西部スマトラ州のFPSI(イスラム法確立フォ-ラム)コ-ディネ-タ-であるイルフィアンダ・アビディンさんは携帯電話を通してパダンの国営アンタラ通信に伝えた。(2月25日金曜日)


イルフィアンダ・アビディンさんは津波による自然災害の犠牲者となってしまった同じ信仰者達を助ける為に人道的な立場から、BMSI、PKS、FPSIから派遣された、西部スマトラへの人道的なボランティアたちと一緒にここ二週間はずっとナングロ・アチェ・ダルサラム州(NAD)にいる。それから続いて彼は、歴史上、イスラム法が実施されるにあたって、既にNADの社会の意識が高いと言うことがすでに書き留められていると説明した。その結果、このような自然界の最悪の恐怖と直面して、NADの住民はアラ-の神の試練として解釈したのである。「起こってしまった災害はすべてアラ-の意思として解釈される。その結果、深い悲しみだらけの状態の中、アチェの人々全員の熱意によって、災害が起こる前の状態のように、5回の礼拝を行っている」と述べた。


彼によれば、この社会が現在直面している問題は、津波によって流されてしまった礼拝の道具を手に入れることの困難さだけだと主張する。それゆえに、インドネシアにいるすべてのイスラム教徒の人が礼拝の道具を提供してほしいと述べた


それから続いてイルフィアンダ・アビディンさんは不思議な出来事を説明した。地震と津波が発生した時に信じられない奇跡が起こったのだ。そこではたくさんの信仰上の家が猛り狂う津波の被害から免れたのであった。彼によれば、地震と津波の災難による死者の数が10万6千人以上にも達しているが、いくつかのイスラム寺院はアラ-のご加護の元、しっかり残っていたのである。「それらはすべて偉大なアラ-の力の証明だ。」このようにイルフィアンダ・アビディンは語った。


(2005年7月31日、3年次・黒嶋賛二訳)

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