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- 050217 4年次・由上要訳
050217 4年次・由上要訳
2005年2月17日付メディア・インドネシア紙より
「地震や津波によって何十万人もの人が犠牲になった結果、アチェ州で消えた地方語がある。」とスマラン国立大学の言語学部のルストノ教授は言った。
「私は、調査をしていないから消えたアチェの地方語が全部でいくつあるかなんて説明できない。しかし、話者たちがたくさん亡くなった結果、確実に消えてきている。」とスマランで2005年2月21日に行われた、中部ジャワ州第5回国際母語の日の記念企画を伝える時、彼は言った。
何十万人に達した犠牲者は、自動的にアチェの地方語話者たちを失わせた。アチェの地方語話者たちが亡くなったことで、若い世代はそれぞれの地方語の勉強をすることがもはやできない。インドネシア(アチェ)を含めて、世界の地方語が消える理由のひとつとして、自然災害の結果がある。
現在、インドネシアはランプン、中部ジャワ、東部ジャワ、ジョグジャ出身の7500万人近いジャワ語話者がいる。
ユネスコのレポートに基づくと、世界の母国語の合計は6,000語に達するといわれている。しかし、地震、津波、洪水のような自然災害の結果、毎年5から10語くらいずつ消えている。
インドネシアの地方語は現在666語に達しているといわれているが、もし早急に保護されなければ自然に消滅してしまうだろう。ジャワ語話者のH.スタディ氏は、ユネスコは既に2000年2月21日にフランスのパリにおいて国際母国語の日と定めた。その結果、毎年母国語を尊重する国は母国語の日を記念している、と言った。「現在約32カ国が母国語を尊重し、保護していこうと努力している。母国語は使う人がいることで言葉として発展できる。」と言った。
(2005年7月31日、4年次・由上要訳)