- HOME
- 学部・大学院
- 外国語学部
- インドネシア語専修学生の取り組み
- スマトラ島沖大地震・インド洋巨大津波の被災地復興支援
- 現地紙記事日本語翻訳
- 050203 3年次・吉野綾希子訳
050203 3年次・吉野綾希子訳
2005年2月3日号雑誌テンポより
中部スラウェシ、パルから南東に約25キロメ-トルのところにある、ドンガラ県パロロ郡ボボ村の100人を超える小学生は、まだテントで勉強をしている。1月24日にパルとドンガラを襲ったマグニチュ-ド6.2の地震の結果、子供達の小学校の教室の一部が崩壊したため、生徒たちは、テントで勉強することを選んだ。
ボボ国立小学校校長、Husain Masahuriさんは、「簡易テントで勉強している生徒は1年生から5年生までで、一方6年生は崩壊していない教室で変わらず勉強しています。」と語った。Husainさんは、「地震発生から現在まで、学校の状態や、子供の教育について、考えていない県の政府の態度を、非常に遺憾に思います。」と述べた。Husainさんによると、その教室代わりのテントは、自分の子供たちが勉強できるようにと考えた生徒の親からの援助であった。Husainさんはさらに、「なぜ政府は気にかけてくれないのか。ただ状況を見にここへ来ることすらなされていません。」と語った。
ドンガラの県知事、Ardjad Adam Lamaraunaさんは、「崩壊した学校の校舎を見るまでに至っていませんが、このような状況は承知しています。地震発生後、幾度か現地の地方議会メンバ-数名と共に、(震央の)ビロマル郡ボラ村、パロロ郡ボゴ村、そのほかいくつかの地区を訪れました。」と話した。そして、「その被害があったことを知っています。私も、子供達が勉強できるように、すぐに行動するよう、教育長に指示しました。しかし、校長がそう言っているなら、私も速やかに教育長を呼び、状況を問いただします。」とArdjad Adam Lamaraunaさんは述べた。
(2005年7月31日、3年次・吉野綾希子訳)