同窓会に出席して 岡田ひづる

 先日6月2日、私はインドネシア語専修卒業生として2回目の同窓会に出席しました。1回目は、20086月7日のことで、その時はちょうど卒業して間もない、社会人2年目の頃でした。そして、4年の月日が流れ再びオリンピックイヤーでもある同窓会の年がやってきました。今年は卒業してから6年目となります。

 今回の同窓会では、開宴前の受付を務めさせていただきました。出席者リストには、あいうえお順に、様々な卒業年度の方々のお名前があり、全部で125名程のお名前があったかと思います。そして、受付時間になるとテーブル周辺では、再会に喜ぶ歓声がそこかしこで聞こえました。当日会場に集まった先輩・後輩、そして恩師の方々を最初にお迎えすることで、前回とは少し違った同窓会の一面を感じることができました。

 卒業して直ぐに開かれた同窓会では、ちょうど社会人になりたてということもあり、同期間では新生活においてどんな日常を送っているかの話をしていたことを覚えています。そして今回、前回から更に4年の月日が流れているものの、一度集えば途端に懐かしい雰囲気の中、お互いの近況報告や想い出話に再び私たちは花を咲かせました。卒業後それぞれ(海外勤務、結婚、転職等)の道を歩んでいる先輩・同期、後輩に会うことで、また明日への活力を持ち帰ってきました。

 同窓会後、まだ数週間しか経っていませんが、今ではあの日、あの場所で昔と同じように話した時間がまるで夢のようです。しかし、「またね。」と日常に戻っていった今、変わらず自分の中に刻み込まれているものもあります。それは大学に入り一番初めに覚えた単語「coba‐チャレンジする」という言葉です。今後もこのマインドは変わらないと思います。先生方は今でもインドネシア語新入生には、まずこの単語から教えていらっしゃるのでしょうか。

 インドネシア語専修は、学生一人ひとりをみてくれていたクラスだったと先輩、後輩と先生方の関係性を見て思いました。同窓会中終始、先生方が一人ひとりに言葉を掛けながら固い握手を交わされていたのが印象に残っています。

 最後になりますが、今回の同窓会で左藤先生が「やっと来ました、やーっと来ました、インドネシアの時代が。」とおっしゃっていました。私自身も最近、TVや新聞を通じて、目まぐるしいインドネシアの発展についての報道を目にすることが増えてきたと思っています。今後も日本とインドネシアは益々結びつきを強くし、共に支え合うことと思います。その一助に京都産業大学インドネシア語専修生がなり、活躍されることをお祈りいたします。
 それではまた4年後に再び同窓生が集う場にお伺いできれば幸いです。楽しみにしています。

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