卒業生からのメッセージ(同窓会の感想)

堀(福中)のぞみ

『同窓会に参加して』

 4年に一度、オリンピックの年にだけ開かれるインドネシア語専修卒業生の同窓会を、私はとても楽しみにしていました。というのも、4年前の大学を卒業してすぐの年に開かれた同窓会に、私は参加できなかったからです。その年の同窓会は、同期の友達はほとんどみんなが新社会人として働き始め、2ヶ月ほど経ったくらいのタイミングだったので、それぞれの就職先での新生活話でとても盛り上がったと後日友人から聞きました。

  そして今回の同窓会の日。会場には、インドネシア語専修の卒業生たちがざっと120人超。今年卒業したばかりの若さとパワー溢れる若者から、私の両親と同じ世代の大先輩、そしてインドネシア語専修の先生方が勢ぞろいされ、会場はとても華やかに賑わっていました。
 お世話になった先生方にお目にかかれたのはもちろんのこと、4年間の大学生活を共に過ごした同期の友達に久しぶりに会えたことは、私にとって大きな喜びでした。インドネシア語専修のクラスは1学年1クラス、私たちの学年は二十数名で、実際には卒業式以来会っていない友人が多く、久しぶりの再会でした。卒業してから5年、仕事をがんばっていたり、見慣れないスーツ姿が似合っていたり、社会人としての風格が出てきたなと頼もしく感じました。また、今回は出席できなかった同級生の話をしていると、結婚をしている人がいたり、転職をして関西から離れている人がいたりと、みんなそれぞれの道を歩んでいるんだなと感じました。
 そして今回、19期も上の大先輩とお話をする機会が持てたことは、予期せぬ大きな収穫でした。当たり前かもしれませんが、同じインドネシア語専修を卒業しても、先輩方の仕事や生き方は千差万別なことに驚かされました。それぞれにいろんな経験をされてきたようで、おもしろい体験談を聞かせていただいたり、仕事や子育ての話でアドバイスをいただいたりしました。そして何より、久しぶりに会う仲間ととても楽しそうに語り合う先輩方の笑顔が印象的でした。
 これほど大規模でアットホームなパーティーが開かれるのは、インドネシア語専修ならではです。京都産業大学でインドネシア語を学んだという共通点だけでこれほどの人数が集まるというのは、卒業生たちが充実した学生生活を送り、大切な友人を得、その4年間に誇りを持っている証で、改めてすごいことだなと思いました。

 また4年後、次にイギリスのロンドンでオリンピックが開催される年には、今回よりもっとたくさんの卒業生が集まり、楽しいおしゃべりがたくさんできたらいいなと思います。今度はみんなからどんなニュースが聞けるのか、はたまた、また違った新しい出会いがあるのか、次の同窓会が今からとても楽しみです。

PAGE TOP